Xデザイン学校大阪分校2019ベーシックコース #06 ストーリーテリング

Xデザイン学校第6回目のレポートです。
いつの間にかXデザイン学校も半分が終了し、今日から後半に入ります。
今回はストーリーテリングと題して、サービスのシナリオ作成に取り組みました。

サービスを構成する3つのシナリオ

シナリオは「バリュー」「アクティビティ」「インタラクション」の3つの段階に分けて作成しました。
バリューシナリオ:ユーザーとビジネスの価値(ニーズ・ビジネスモデル)
アクティビティシナリオ:ユーザーの行動・体験(UX)
インタラクションシナリオ:目的達成のための操作・技術(UI)

それぞれサービスの価値、体験、操作に分けて考えることで、普遍的なユーザー体験だけ取り出したシナリオが描けるという利点があります。サービスが徐々に具体化されていくのでシナリオも書きやすく、各段階に応じて、いろいろな可能性を柔軟に検討することができました。

今回私たちのチームでは、ひとまず子育て中の親のニーズに焦点を当ててシナリオを作成しました。子供に対する親の責任感やニーズは分かりやすい反面、シーンや時期、ターゲットが限定されやすいかもしれません。課題企業が取り組むべき事かどうか、新規性の弱さ、競合との差別化など、まだまだ様々な場面を想定して、サービスを検討する必要がありそうです。

実際にシナリオを書いてみると、ユーザーの暮らしや行動をきちんと理解していないと、具体的なシーンが描けないという事が分かります。最初のリサーチがが大切だと感じました。今回の授業では3つのシナリオ作成を通して、サービスデザインが形になる「ニーズ – 体験 – 実装」という流れがようやく少しずつ分かってきたように思います。

そのサービスはビジネスとして成立するか?

ここまで、インタビューから上位下位関係分析、ペルソナ、シナリオ作成と学んできて改めて感じたのは、リサーチで得られた様々なファクトから、本質的なニーズ(インサイト)を見つけ出すことの難しさと、そこからビジネスとして儲かる新しいサービス(ビジネスモデル)を作り出すことの難しさ。結局のところ、そこが大きなブラックボックスに包まれているような気がします。

今回リサーチ範囲や件数が圧倒的に足りないという事もありますが、ニーズやインサイトの抽出は手法として体系化しにくく、ある程度の経験が必要だと思いました。エスノグラフィやインタビューは生モノで、手法やツールでは補えない部分があると感じます。

また、そのニーズは儲かるサービスになるのか否か。チームで様々なシーンやニーズを上げてサービスへの展開を議論してきましたが、なかなか打開策が思いつきませんでした。ビジネスの可能性を素早く判断できるように、知識としてビジネスモデルをたくさんストックしておく必要があると感じました。今回のシナリオでも、1つのシーンが破綻なく描けても、全体として、そのサービスを継続的にお金を払って使いたいかどうか。授業ではサービス体験自体のシナリオを書いてみましたが、サービスの購入・申込に至った経緯や動機も想定できると、もう少し判断ができるのかもしれません。

いずれにしても、サービスの具体化に向けて、次回も頑張って取り組みたいと思います。

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