自身の寿命を明言したら、保険料を下げる・・・

「これは、ひどい」とお思いの人もいらっしゃるかと思いますが、どうも、未来は ”寿命宣言” が必要な気配がしています。

「私は、75歳までで終える」。こう宣言したとすれば、支払う保険料が少なくて済みます。「太く短く」が信条の人は、「55歳まで」と宣うかもしれません。保険料が少ない分だけ、生産と消費に明け暮れる。思う存分生きる。これをしやすくなります。さて、明言の寿命を ”運悪く超えてしまった” らどうなるか。

当然、高齢者医療の福音が訪れるはずもない。寿命宣言の長い人より相当高い医療費を支払うことになります。寿命を越えているわけですから、その他の税金も押並べて高く設定されます。

「その選択肢、あり!」と思うのは、今、若い世代だからかもしれません。少子高齢化社会で ”長生きするのは迷惑” と言われないために、寿命を宣言する・・・。

高齢化の負担はだれがどうやって担うのか。自身だけのことを考えれば、負担はしたくない。であれば、代償が伴います。それが、”寿命宣言” となってしまう。そんな未来を見てしまった気がしました。

#COMEMO #NIKKEI

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