懐疑的な科学に委ねる世界・・・

本日の日経新聞を読んだ感想です。

「AIは地方を救うか」では、「・・・新たな技術・価値は常に大きな副作用を伴う。AIも導入だけで終わりにするのではなく、使いこなす策を練らなければ・・・未来は開けない。」とあります。

そして、人工知能の能力を加速させる通信環境の進化。第5世代で実現できそうな産業改革を、様々な分野で紹介しています。総じて、データ収集能力、仮想・シミュレーション能力・遠隔操作能力・コミュニケーション能力の向上により、現在とは様変わりした世の中になることを示しています。

そして、「引っ越し難民をなくすには」では、「・・・転勤制度を見直す余地は大きい」とあります。5G環境がひろがると同時に、転勤制度の見直しも広がるのだろうと思います。

もとにもどりますが、米スリーエムの調査では、「日本は『科学に関心がない』が42%で世界平均の18%を大きく上回った。懐疑的な意見は29%。遺伝子編集技術などを危惧する人が多い一方、ロボットには好意的だった。」とありました。

関心がない割には懐疑的で、なぜかロボットには好意的。それが、今の日本の科学に対する感じ方なのでしょう。関心がないから「なぜ、便利になった?」という疑問を持たず、「なんだか、仕事が減った。けしからん」とへそを曲げ、「面倒なペットより、ロボットの方が愛着がわく」とロボットを一心不乱にかわいがる日本人になっていくのかもしれません。

疑問と不満と依存と。科学に対して人間はどこまで自立して生きていけるのか。それが、問われているのだと思った次第。


「『科学に懐疑的』世界で35%に」日経新聞 下記リンク参照

「AIは地方を救うか」日経新聞 下記リンク参照


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