観光という名の”街のテーマパーク化”

朝目覚めると、テーマパークの中に居た・・・。

そんな感覚ではないでしょうか。日常が日常で無くなる。通勤も買い物も ”渋滞” し、言葉が通じない人から声を掛けられ戸惑う事が増えていく。洗濯物も思うように外に干せない・・・。

だったら、いっそのこと、住むのではなく ”働いている” に切り替えられたら・・・。

そう、アクター・アクトレスとなって、観光客が喜びそうな ”きて・みて・さわって” 納得の演技を醸し出してみる。当然、給料は観光協会からもらいながら・・・。どの道、街全体が ”収益源” と化しているのですから。

日常はどうするって? 近郊の、観光客が来なさそうな土地をあらたに開発して住みやすい空間を作るのです。そこから、”自宅” へ通勤するわけです。観光協会の ”寮扱い” にしてもいいでしょうね、福利厚生の一環として。

なんだか、あべこべですけど。これくらいしないと、観光公害は解消しない気がします。積極的に演技者となりましょうか、日常を捨てて。


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