中国に委ねた未来

「中国は2009年以降、豪州にとり最大の輸出国であり、輸出全体に占める割合は30%を超える。中国の成長を追い風に、27年を超える異例の景気拡大」

そのオーストラリアも、リセッション入りを濃くする世界経済、その端緒となりつつある中国の景気後退の影響を受け、豪州ドルの安値を導いています。

欧州も引っ張られるでしょう。問題なのは、一帯一路などで経済援助を受けた国々。中国による早期の償還を迫られるかもしれません。開発が途中で中断した映像を目にする機会が増えるのでしょう。

お隣の韓国も厳しい状況となります。日本を気にしている余裕はなくなるでしょう。

活発な消費国に経済を委ねるのは、当然の事。ただ、比率を上げすぎると、一時期は儲けますが、一旦下り坂になると損失も大きいし、比率が高かった分、リカバリーが難しくなります。

解決策は、中国経済の復活か。そのためには、米国との貿易交渉を早期に終焉させる必要があります。中国は、「中国のプライドを隠す」こと。そこから始まるのだと思うのです。今の小さな負けは、その後の大勝利に役立つはず。できれば、国家資本主義をやめて欲しいのだけれど。自由・民主主義を導入してほしい、これは、無理筋か・・・。

そうしなければ、中国国内で経済低迷に不満を持った人々が、道路を行進することになるでしょう、あの、香港のように。


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