脚下照顧

ルーチンワークを始めて二週間。
そろそろ習慣づいてきたと言ってもいいだろう。朝のコーヒーに、散歩に、読書。シンプルなことを決まった時間にやる。これがルーチンワークを続けるコツ。

何か変わったかと言えばそうでもないが、強いて言えば、だらだらしなくなったように思う。一日のペース配分がうまくなったと言うべきか。田村もランニングを続けているようだ。散歩中にすれ違うこともあれば、公園で本を読んでいるときに声をかけられることもある。

読書が習慣づいてきたことはよかった。Amazonでいろいろ探していると、思わぬ本をおすすめされて新しい発見につながることがある。今読んでいる本もその一つ。

  最近、仕事で失敗をしてしまった。
  他にも失敗をしてしまったらどうしよう。
  同僚から変な目で見られていないだろうか。
  何度も思い出しては落ち込んでしまう。

そんなときにAmazonを眺めていて見つけた本だ。
『反応しない練習』 - ブッダは実は、「超クール」。
帯に書かれたコピーにも惹かれる。僕もクールに生きたいものだ。

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脚下照顧(きゃっかしょうこ)。禅の言葉で、足元をよく見よという意味らしい。心のムダな反応を減らすことで、悩みからも抜け出せる。そんなことが書いてあった。

失敗した自分をダメだと判断する(否定する)ことをやめてみる。次はうまく行く、自分ならできると肯定してみる。

他人の目が気になるのは承認欲求があるから。承認欲求からくる不安(よく思われていなければどうしよう)は実は妄想にすぎず、それが正しいかは確かめようがない。確かめようがないことは追いかけない。

自分のことに集中する。自分のためにもっとやることはあるはず。そのためにも、しっかりと自分に向き合うことが大切なのだろう。

毎朝おいしいコーヒーを飲んで、本を読む。仕事をがんばった後はゆっくり休む。その繰り返しがムダな反応を減らすことにも繋がる。そう考えると、スッと気持ちが楽になった気がする。自分に合った考え方、自分が楽だと思える考え方をして行こう。

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気分転換に散歩に行く。
いつもとは違うコンビニに着くと、田村がいた。熱心に雑誌を立ち読みしているようだ。声を掛けようとすると、先に気づかれてしまった。
「あれ、篠原!また会ったな!」
今朝も公園で会ったので、本日2度目である。

コンビニの前で雑談。最近の悩みについて話してみた。
「俺も仕事で失敗することはあるけど、できるだけ引きずらないようにしてる。」
「どうやって?」
「とにかく楽しいこと考えて、漫画読んだりゲームしたり、やりたいことをやるかな。ランニングもいいよ!頭がスッキリするからね。」
(前向きだなー。田村のことが少し羨ましくなった。)

帰宅すると、またくよくよと考えてしまいそうになるのを堪えてコーヒーを淹れる。今日は仕事も休みだし、ゆっくりと自分と向き合ってみよう。

『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』

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読んだ本を小説風に紹介しています。
ルーチンワーク『天才たちの日課』についてはこちら

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いづはら

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