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東日本大震災以後と、COVID-19による現状の違いについての個人的な見解/Every cloud has a silver lining.

※東日本大震災やCOVID-19を比較して、どちらが深刻かなどを論じる記事ではありませんので、ご理解ください。

新型コロナウイルスによる影響

新型コロナウイルスの影響で、物々しい日々を過ごすことになりましたね。デマによるトイレットペーパーの買い占めが発生したり、お米もなくなったりと、通常時では考えられないようなことが起きています。(テレビで「この食材が○○にいい!」と放送されて、翌日になくなることを考えれば、異常ではないのかもしれないけれど)

「この新型コロナウイルスによる諸々の問題は、日本がこの先直面するであろう問題が、顕在化しただけだ」と、twitterか何かで誰かが言っていたけど、まさにその通りなのかなと感じています。

東日本大震災時と現状を比較して、異なると感じること

なんとなく個人的には東日本大震災発生時の日本と、現況がよく似ているとは思うのですが、どうしても同じように思えなくて、その理由について考えてみました。

個人的にたどり着いた答えとしては、日常と非日常の転換点が曖昧であること

3.11のとき、自分自身は就職活動真っただ中でした。地震が起きて、電車もとまって、そのときいた場所から歩いて自宅に帰ることになりました。テレビから石油コンビナートの火災映像が流れていたり、津波の映像が流れたり、余震が続いて夜も家族が一部屋で寝たりと、一気に生活が非日常に取り込まれました

それとは変わって現在のCOVID-19による日本の状況を見ると、中国国内での感染が広がったときには、まだ危機感を持っている人がそこまで多くなく、「対岸の火事」のような印象の人も多かったのではないかと思います。それが日本国内で感染が広がるにつれて、徐々に非日常が日常を侵食し始めて、政府による、イベントの必要性検討要請や、全国一斉の休校要請など、普段の生活に段々と影響が出始めました。でも、今、自分の立場で言えば、普段通りに通勤をして、普段通りに仕事ができてしまっている状態なのですよね…。

今のこの状態は、東日本大震災のような劇的な非日常化でなく、緩やかな非日常化だと自分自身は考えています。普段通りに生活できている部分もあれば、そうでない部分もある。「皆大変だから頑張ろう」みたいな気持ちが3.11のときにはあったけど、今はそうでないのかもしれません。(そもそも、3.11のときにそうでなかった可能性もありますし、この9年間で日本人の考え方や行動様式が大きく変化している可能性もあります。)

現状に対する自分自身の姿勢について/Every cloud has a silver lining.

感染拡大につながるかもしれない大規模なイベントなどは積極的にできはしないけれども、「おとなしくしないといけない」という過度な同調圧力や、「自粛しないといけない」という雰囲気には飲まれたくない。

必要に迫られて使い始めたオンラインツールでも、オフラインにはない可能性が見つかるかもしれない。これまで出会えなかった人と出会えたり、思いもつかなかったアイデアが生まれるかもしれない。

「ピンチをチャンスに」は月並みな言葉ですが、今だからこそできることを前向きに考えていきたいなと思います。

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