大卒即23歳無職、どうなる?!

退職エントリはよく伸びる。無職エントリがあっても良いはず。別に伸びなくたって良いから。

こんにちは、ライターの川合裕之です。
年の瀬、正月はどこへやら。はやくも4月。みんな鬼の首をとったかのように誰でもない誰かの「新しい門出」を祝う。そんなおめでたい雰囲気の中、僕は「大学生」という身分、あるいは庇護を奪われ「無職」になりました。かっちょ良く言えば「フリーランスライター」らしくて、さらにもっと格好良く書けば “Freelance Writer”といった具合。横文字で書けば少しばかり洒落てるけど平たく言えばやっぱり無職です。

貯金は10万を切ってます。3年一緒に住んでる彼女とかはこれを読んで「そうなの?!」とか思うかもしれない。書かなきゃよかったな貯金は。

いや10万切ってるは嘘。ちょっと盛った。でも思い切って取材にも耐えれるカメラやら何やらをクレジットのボーナス払いで買ってしまいました。買っちゃった。ついうっかり。当然ボーナスは無いです。怖え~。なので実質10万以下です。

でも書かなきゃよかったな、貯金だけは。

不安です。けれど、かといって悲観しているわけでもないんですよ。ただ我ながら稀有な例だなと感心したので折角だからノンフィクションの物語を皆様にも楽しんで貰えればなと思って書いています。お付き合いください。

甘いスタートダッシュ

去年の今頃からなんとなく就職活動を始める傍ら「でも働きたくないよな」「家におりたい」という甘い考えでライターをはじめ、そんな僕を拾ってくれる優しいWebメディアにも出合いました。これだと決断して就職活動を終了。大学の先輩が仕事を1年で辞めてフリーになったのも大きかったと思います。軽い気持ちで無職の道を歩み始めたもののトントン拍子というわけにもいかず、稼ぎとしてはまだまだ6流。

世の中甘くない。そもそも世の中が甘いのなら最初から僕の実家はしょうもないマンションなんかじゃないし、そもそも苗字だって「川合」とかじゃなくて「西園寺」とか「城ケ崎」とかであるべきなんですよ。それか一文字で「碇」とか。

甘くない。ぜんっぜん甘くない。そもそも世の中が甘いのなら少なくとも中2のあの頃の恋くらいは実って当然だし、その後に妥協してド級のメンヘラに数え切れぬほど捕まって苦労することなんてないはずだ。借りたDVDが揃いも揃って4本とも面白くないなんてことあってはならないし、世界的な平和度を誇る西宮市で自転車を2台同時に盗まれるなんてことは許されない。とにかく世の中は甘くない。現実はビターだ。

だめだ。キリがないので話を「無職」に戻します。

 中高一貫私立6年、そのための塾2年、私立文系大学4年、そのための予備校が1年。学費、学費、学費学費学費。目が霞むような額の教育の投資の結果がこのドラ息子ですよ。しょうもないマンションに住まう両親がこれを捻出したのを想像すると心が痛みます。ちなみに昨年の大卒の有効求人倍率は1.78倍。悪くない数字。しかし繰り返すようだが結果としてはこの有り様。売り手市場に背を向けて商売を放棄してしまった。そんなチャンスは二度とないかもしれないが、もう遅い。

けれどもこれに関しては一切悔いはないです。何となくで始めた遊びも、気づけば真剣に熱を注ぐことが出来る仕事になってきたからです。1年足らずでここまで意識が変わるとは思ってませんでした。逆に1年後「やってられねえ」と匙を投げるのかもしれませんが、少なくとも今はこれを続けていきたいなと思っています。

華の無職

僕はこんな「自称」の職業にずっと憧れ続けてきました。
働きながら何かを作ることはできます。そんな人たちはたくさん居ます。僕が所属するWebメディア「アンテナ」編集長の堤さんもサイトを切り盛りしながらもバリバリ働いて、バンドもやってイベントも打って……。いつ寝てるんだ? 堤さん3人くらい居ないと計算が合わない気がする。別に会社勤めしながらでも面白いことはできる。映画も音楽も、お笑いも演劇も。クリエイティブなことに限界なんてない。

でも僕には出来ないと思いました。それは僕が特別ではなく凡人だから。凡人以下だから。働きながら別のことをする。無理に決まってる。それも働きながら他とは違うスゴイものを作らなくてはいけない。そこそこ良いくらいでは全くダメ。「スゴイ」と言わせなければ。もっと欲張るなら誰しもの言葉を奪い、生唾を飲ませるものを作りたい。

働きながら?僕が?

無理。無理無理。

大学受験は失敗する、メンタルも身体も弱い。かといって何らかの病名がついているわけでもない。要はポンコツ。朝起きれへん、夜寝られへん。ガスコンロが3口あっても使いこなせへんような男がそんな立派なことできるわけない。今の住所の郵便番号をいまだにソラで言えない僕が。

仮に就職なんてしたらそれこそ最後。僕はきっと何もできない。加えて僕はきっと独立もできない。絶対にできない。コタツからもロクに出られない人間が退職なんてそんな大きな決断できると思いますか?ダメなんですよ。非凡以下なので。

けれどもやっぱり「自称」の仕事がしたいんですよ。なりたいんですよ。そういうわけで僕は無職を選びます。

 大学は出た。定職は無いが、かろうじて生きている。いや、どうせならもっとポジティブに言い換えよう。定職を避け、とりあえず生きている。そして何かを作る環境がある。少年の頃にボンヤリと思いえがいていた姿だ。ボンヤリ想像していただけあって、今もボンヤリしている。もともとの解像度が低いのだから仕方ない。ブラウン管の時代の話だ。 

23歳無職。

こんな僕の門出を祝うべきでしょうか、呪うべきでしょうか。

 

 

☆しごとをください☆

そんなわけで仕事をください。論理の飛躍も甚だしいですがそんな僕を愛してください。「助けてくれ」とは言いませんが、お仕事があれば是非お待ちしております。

ライターです。映画などカルチャー系を中心に執筆しています。

現在は「アンテナ」「サンポ—」「IGN Japan」「ヌートン」などに寄稿。 堅め の評論めいたものからこのnoteみたいにズルズルのゆるい文章まで、色んな文体で書きます。レビュー、コラム、インタビューまで幅広くお受けしています。

取材は愛馬・阪急線沿線ならもちろん、京阪神であればどこでもすぐに向かいます。遠方の方でも面白いことがあれば飛んでいきますのでお気兼ねなく。寄稿媒体一覧と各SNSはコチラから。

ご依頼、ご相談ございましたら trmerme[at] me. com までご連絡ください。抽選で1名様にもっとリアルな貯金額とか教えようかな。


こんな感じで生きてます。自分すらも図太く生きることを許さない捻くれた性格ですが、それでもなんとか生きています。

1年後にケロっと就職してるかもしれないけど、その時はいま読んだこと全部忘れてください。


 おわり

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