見出し画像

ニュージャージーにあるガイドブックには載らない街で新しい発見と経験【前田家の世界一周】

自分の故郷は、人にとっては新しい場所で発見だらけの地なんだなと思います。今回、夫を自分の地元に連れてくることができました。私にとっては当たり前の景色が、彼にとっては新しくて興味深いようです。それを見て思うのは、世界は本当に大きくて、発見だらけだということ。旅行のガイドブックには載らない場所でも、十分に観光ができるんだと感じています。


ニュージャージーの味を食べる

ニュージャージーで1番有名なものは?と聞かれると、苦し紛れに「あ….アトランティックシティ!(ビーチに近いカジノ)!」「プリンストン大学!」くらいしか言えないのですが、私として推したいの「食」です。有名と推しは違うよね。

特に以下3点は世界中に広めたいグルメです。

① ニュージャージースイートコーン
茹でるだけで美味しいコーンってあります?塩もいらない。一粒ずつのコーンが柔らかくて、ジューシー。コーンの色は白に近いです。
地元には大きな農場がいくつかあり、コーンを栽培しています。農場では野菜や果物を買うマーケットが併設されていて、スイートコーンが山盛り売っています。自分の背丈より高く盛られたコーンは、私がニュージャージーに住んでいた当時10本5〜6ドルで買えました。やっす!

②アップルサイダードーナツ
アップルサイダーと呼ばれる、生りんごジュースがあります。サイダーと言われていますが、お酒ではありません。生地の中にアップルの味が入っていて揚げられたドーナツの周りにたっぷりの砂糖が乗っています。
アップルサイダードーナツは、地元のアップルフェスティバルと呼ばれる秋の祭典で売られていました。そのフェスティバルでは、雑貨屋さんやローカルなデリが出店をします。紅葉に囲まれながら、家族でぷらぷら歩き回ったのを覚えています。そんな家族の思い出の味がコレ。

加工はしない主義

③ソフトプレッツェル
ニュージャージーはアーミッシュの人口があります。その方たちが週2日だけ地元にマーケットを出店しています。手作りのお惣菜やローストチキンが販売されていたり、同じく手作りの家具(!)が売っているなど、マーケットに行くだけで違うカルチャーを楽しむことができます。

このマーケットで1番のオススメはソフトプレッツェルです。バターがたっぷり生地に入っていて、周りにも塗られているのがポイント。お店で生地から作って焼いているのでアッツアツで食べれます。美味しすぎて、多分3個は余裕で食べれる。

高校のアメリカンフットボールゲーム

知らん子のスポーツの試合見て何がおもろいん?って思うかもしれませんが、他にやることが特にない街の、金曜夜に開催される野外のアメフトの試合は盛り上がります。

アメフトのチームだけではなく、チアリーダーやマーチングバンドも総出で試合が行われます。他の学生もボディペイントをがっつりして応援に来ています。フィールドの横にはホットドッグやピザが買える食べ物のスタンドがあるので、プロの試合さながらに買い食いしながら観戦ができます。

チアリーダーの子達の元気な笑顔と本格的にアクロバティックな応援は見ていて楽しい。応援に来ている学生達の雰囲気も「青春!」って感じで見ているだけで元気になります。日本の甲子園を見ているような感覚ですね。

私は高校の頃にマーチングバンドに入っていました。マーチングバンドは、ハーフタイムで演奏をすることになっていて、この日も後輩達がパフォーマンスをしていました。季節が冬になってくると、クソ寒い中で楽器を吹くので苦行極まりなかったですが、良い思い出です。みんな、風邪ひくなよ。

少し話は変わりますが、高校のスポーツ試合を見ていて、家族の応援率が高いなと感じました。泊まらせてもらっていた友人の家の子供も高校生で、サッカー部にいます(アメフトの試合と同じ高校)。彼のサッカーの試合をとある水曜日の16時から見に行ったのですが、普通に多くの親が見にきていました。超平日で、16時と割と早い時間なのにも関わらず来れるんだと驚愕。アメフトの試合は18時からと遅めでしたが、それでも応援スタンドがほぼ埋まるくらい見にくる(見にこれる)って、すごくいいなと思いました。

パンプキンピッキング

パンプキンピッキングって聞いたことありますか。秋の風物詩です。訳すると「カボチャ狩り」です。めずらし。

近所にファームが多くあり、季節ごとに催し物を企画してくれます。秋はパンプキンピッキング、冬はクリスマスツリー選び(ピッキングではないですが、自分で好きな木を選んで買って、切って帰る)など。今回の旅で絶対夫に体験してほしいと思っていたイベントが、これでした。

まず、パンプキンピッキングをするための場所に、でかトラクターで移動します。この時点で、おもろいです。

たまたま、2人しか乗ってなかった。

森の中をぶうううん(ガタガタ)と走って行く途中に、ハロウィンのデコレーションがされていて、飽きない。5分ほど走らせたら、目の前にでかフィールドが出てきます。

これはほんの一部で、全体はこの写真の4倍の大きさです

このフィールドに放り出されて、「さあ、カボチャを選んでおいで!」って言われます。なお先ほどのトラクターは去るので、しばらくは自分たちだけになります。

サザエさん

オレンジ色のカボチャだけではなく、白や黒、カボチャの丸になりきる前の赤ちゃんカボチャもあります。大きさも、手乗りサイズから数10キロあるものまで色々。惹かれるものを選びます。私たちは数日後には出発する予定だったため、小ぶりのカボチャを選びました。

君に決めた!

夫がたくさん写真を撮っていたので、楽しんでくれたんだな〜と嬉しくなりました。


私の地元だけではなくて、人が住んでいる場所には何かしらのやる事がある。無名の場所でも、観光できるもんですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?