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メキシコで旅人に愛される街 サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの見どころ、滞在先、レストランのまとめ【前田家の世界一周】

皆さーーーん!!!グアダラハラをやっと出ます!!!

2023年10月の1ヶ月間をメキシコ・グアダラハラにて滞在していました。グアダラハラでは、美味しい料理を食べ(ポソレアグアチレなど)ルチャ・リブレを見て、メキシコシティグアナファトへ小旅行へ出て、バスで酔ってトラケパケの観光をしていました。のんびりとした生活をしていたので、何も成し遂げていない1ヶ月だと思いましたが、書いてみると結構色々やってましたね。

さて、やっと拠点を移動する日が来ました。次は、サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(通称:サンクリ)へ向かいます。 


サンクリってどこにあんねん

サン・クリストバル・デ・ラス・カサスはメキシコの南部に位置し、チアパス州にあります。割とグアテマラとの国境に近いです。私たちのメキシコ旅行も南下してきました。

https://www.freecountrymaps.com/map/towns/mexico/269911011/

標高2100mに位置するため、夏でも涼しく過ごせる場所です。私たちは11月初旬に向かいましたが、普通に夜は13〜15℃くらいまで気温が下がり寒かったです。

この辺のエリアまで来ると、マヤ文明の遺産が残る地域でもあり、先住民の祖先を持つ方が多く住んでいます。この人口の違いが、サンクリの雰囲気を作っていそうだなと感じました。

グアダラハラからサンクリへの移動・飛行機とバス

さて、グアダラハラからサンクリへ飛行機で移動します。サンクリの街には飛行場がありません。そのため、近くのアンヘル・アルビノ・コルソ国際空港(Tuxtla Gutierrez International Airport)へ飛んでから、バスでサンクリに向かいます。

朝が早い便でめっちゃ眠い

グアダラハラの空港に何回来ただろう。この街の1ヶ月間を振り返りながら、飛行機に搭乗しました。グアダラハラのランドリーのお姉さん、優しかったな。

メキシコ間の移動は圧倒的にVolarisとViva Aerobusが2強です。安いだけではなく、オペレーションもスムーズな航空会社なので、今回の旅でとても好きになりました。今回の移動はVolarisです。

グアダラハラからは2時間弱で到着します。らっという間に着きます(サンドウィッチマンさんが好きです)。

サンクリの空港は小ぶりですが、きれいな空港でした。預け入れをしていたスーツケースを受け取り、出口を出た瞬間からエグ呼び込みが始まります。

この空港に来る方は、ほぼサンクリに向かう人が多いのでしょう。あらゆるタクシーやバス会社が「サンクリ行くよね!乗りなよ!!!」ってかなり大きめな声で一斉に呼び込みます。私たちは、OCCと呼ばれるバス会社で向かうことを決めていたので、サクッと1番左のカウンターへ行きました。

カード支払いを済ませ(1人片道242ペソ)、10分後くらいに出発するバスのチケットを渡されます。席は指定です。

ちなみに、OCCバスのチケットもオンラインで購入することが可能です。行きの分については、飛行機が遅延する可能性も加味し、現地で購入しました。帰りはオンラインで購入しています。

OCCのバスは、バスというよりバンでした。後ろのトランクにスーツケースを乗せ、乗り込みます。写真を見て分かる通り、車はかなり新しかったです。

寝起きすぎて顔が酷かった

空港の標高は約457mと言われているため、ここから2100mまで登ります。バスの途中で耳がめっちゃ痛くなりました。所要時間は1時間ちょいです。

ついた!

サンクリにつくと、快晴で気持ちが良かったです。高山病っぽい症状は特に出ませんでした。OCCのターミナルは、街のセントロから南西に15分くらい歩いた場所にあります。ターミナル前にはタクシーが多くいますが、歩こうと思えば全然歩ける距離でした。

サンクリの街並み

サンクリの街並みは、グアナファトとも違った素敵さがありました。石畳の道で、建物は全体的に低く平家が続いています。山に囲まれていて、標高の高さもあり、空が近く感じました。

小さい街で、全体的にとても素朴です。大きな道もありません。外国人も多くいますが、観光客を喜ばせようとするようなアトラクション的なものは、ほぼありません。普通に暮らしている人がいる街に、自然と溶け込めるような雰囲気があります。なんとなーく、居心地が良いな、と感じられる不思議な魅力がありました。

そんなゆったりとした雰囲気があるため、長期で海外旅行をしている旅人やノマドに人気なのだと思います。確かに過ごしやすい街でした。

野菜の売り方が大家族用で困った

私たちが訪れたのは2023年11月3日だったため、街中では死者の日がまだ絶賛祝われていました。

やっぱり死者の日は色使いが良いですよね。ご先祖様を思い出すというしんみりとしてしまいそうですが、色使いのおかげで元気に思い出すことができそうです。それこそ、映画「リメンバー・ミー」の明るい雰囲気。

サンクリで食べたもの

サンクリは小さな街ですが、レストランは多くありました。そして、現地の人も外食をすることが普通なようで、どこに行っても賑わっていました。今回ご紹介するのは3店舗あります。

Casa de Ahn
お店の場所:ここ
サンクリでも麺活です。韓国人の女性がオーナーのようで、偽りのない韓国料理を提供してくれました。メニューは150ペソ前後で量も多いので、良心的です。そのためか、お店はかなり混み合っていました。お昼のオープンから1時間後くらいに向かいましたが、入店まで30分待ちました。私たちが入った後も、5〜6組外で並んでいました。

チキン、麺料理が中心です。

私は海鮮ラーメンにしました。エビが5匹くらい入っていて、豪華です。おそらく韓国の袋ラーメンをアレンジしているのですが、トッピングされている海鮮の旨みが足されているので激うまでした。

夫が頼んだヤンニョムチキンも美味しかったですし、量がやばかったです。

El Caldero
お店の場所:ここ
El Calderoはスペイン語で「大釜」を意味します。お店の名前の通り、メニューは基本的にスープ系が多かったです。もちろん、私の大好きなポソレもありましたが、今回はモンドンゴ(Mondongo)と呼ばれるメニューを試してみることにしました。

モンドンゴは、牛の胃袋であるトライプを使用したスープ料理です。トマトベースで、ここに胃袋がたっぷりと入っています。サイドとして、アボカド、玉ねぎ、シラントロ、ライムが出てきました。モツ系の料理は臭みが気になりますが、ここの胃袋は臭みがありませんでした。

トルティーヤも付いてくるので、ある程度の味変はできます。量が多いので、2人でシェアして前菜的なものを1つ別に頼むほうが、お腹にはちょうど良いかもしれません。

Comida Thai San Cristobal
お店の場所:ここ
タイ料理…だと?メキシコに来てから、エスニック系のレストランがガクッと減りました。あったとしても嘘っぽいお店が多いですが、ここのお店は多分本物だ。うまいはず。と、完全に勘で行きました。

勘、当たってました。オーナーは多分タイ人の方が営んでいらっしゃいます。

ここでは、カレーとパッドタイを頼みました。カレーがしっっかり辛いし、付け合わせの調味料でナンプラー、チリ、レモン、ピーナッツも貰えちゃう。タイで食べるタイ料理よりもタイだったと感じました。量もすんごくて、2食分カバーできるくらいです。

テイクアウトをしたのですが、本格的すぎて料理が出てくるまで結構時間がかかりました。お店の壁の4箇所に「Very very slow food」と警告が出されていたので、その名に恥じない遅さでした←

とりあえず行ってみて。サンクリの代官山 エスキーナ・サン・オガステン

エスキーナ・サン・オガステン(Esquina San Agustínはサンクリのセントロにあるフードコートです。外は素朴の街並みがあるのですが、中に入るとと180度変わって、おしゃれでモダンな光景が急に現れます。

アナハイムで行った【アナハイム・パッキング・ディストリクト】を思い出させました。ここには、5-6軒のレストランやカフェがあり、全てが超オシャレでした。タイ料理やジャパニーズもあります。完全に屋内で、雨の日に最適です。

その中で、特におすすめしたいのはこちらの【Amor Negro】です。

デザートから軽食まで食べれるカフェで、コーヒーの種類が豊富です。メキシコ産とグアテマラ産のコーヒー豆から選べて、アイス・ホット・エスプレッソなどいろんな飲み方も指定できました。ホットの場合は、席まで来てドリップしてくれるという本格派。

しかも美味しいコーヒー1杯が50ペソ=430円くらいで飲めます。近くにスタバもありますが、ココでしか飲めないコーヒーを試したかったら Cafe Negro 一択です。

メニュー表もおしゃれ

Wi-Fiは強くはないものの、ブログを書く、動画をゆっくりアップロード、ダウンロードするくらいであればできます。周りにもPCを開いて作業しているノマドチックな人が多くいたので、長居しても気まずくなりません。Wi-Fiのパスワードはお店の人に聞くスタイルでした。

ここはメキシコなのか?

店員さんは人によって英語も話せましたし、とても親切でした。お気に入りすぎてサンクリ滞在中に2度訪問しました。

サンクリの滞在先

今回もAirbnbで予約しましたが、実際に行ってみるとホステルの一部屋でした。このホステルの見た目は古そうですが、今まで滞在した色んなAirbnbと比較しても上位ランクに入るくらい良い滞在先でした。

前述のエスキーナ・オガステンから歩いて5分くらいのところにあります。サンクリは全体的に静かな街ですが、一応繁華街からは離れた場所にあるため静かです。ランドリーも近くにあり、便利な立地です。

右側が部屋

ホステルを管理している方が4名いて、常時2名が建物内にいました。少しでも困っている様子があれば声をかけてくれるし、掃除がすごく行き届いていました。キッチンは半分野外で共有なのですが、いつ行っても床に何も落ちていなくて、食器入れに置いてある食器は毎朝すべて片付けられている優秀さ。ミネラルウォーターも10ペソくらいで販売しているので、わざわざ買いに行く必要もありません。痒いところに手が届くAirbnbです。

 

部屋の写真は撮っていませんが、私たちの部屋は専用のバスルーム付きで、キングサイズのベッドがありました。毎晩温かいシャワーが出ました。清潔で標高も高いからか、こんなに広くて、屋外エリアもあって、共同生活なのに、虫が一切出なかったことが本当にびっくりしました。虫、ほんと、無理。

 

共有エリアも大きいです。上の写真は2階にあるバルコニーエリアで、ここで仕事をしたりご飯を食べたりできます。Wi-Fi環境もよくて、部屋にいても2階にいても、どこにいても余裕で動画をガンガンダウンロードできました。他の宿泊客の人は、バルコニーでオンラインミーティングをしていました。

 そして猫様が4匹いました。最高です。

サンクリには手頃な価格の滞在先が多くあるようですが、Airbnbやホステルスタイルを探している方は、こちらをお勧めします。

ところでサンクリの交通事情

繰り返しになりますがサンクリは小さな街なので、乗り物に乗ること自体あまりしなくても良い街です。ただし、大きめのスーパーに行きたい場合は若干セントロから離れるため、タクシーやコレクティーボに乗る必要があります。

感覚的な話になりますが、タクシーとコレクティーボが人口に対して非常に多く走っているため、交通手段を見つけるのに苦労はしないです。

バックミラー見えなくない?

ちなみにUberなどの配車アプリは存在していません。サンクリに限らず、メキシコの多くの街のタクシー運転手さんがアンチUberです。サンクリも例外ではなく、タクシーオンリーの街でした。

一応、ローカルの配車アプリと言われていた「TaxiLeto」と呼ばれるものを見つけたので使ってみましたが、結局タクシーは来ませんでした。2回試して2回とも来なかったので、道端で拾うほうが早いです。

タクシー運賃の参考ですが、以下地図のルートで50ペソ=440円くらいでした。

8分くらいの距離

やっぱりタクシーはいちいち運賃を聞いたり、場合によっては交渉するのが面倒臭いですよね。ぼられてるのでは!?と心配にもなるし。旅人の救世主の配車アプリさん、世界中で使えるように頑張って欲しい!


サンクリを一言で表すと「過ごしやすい場所」でした。観光をしたい場合は、違う場所へ行ったほうが良いと思いますが、ゆっくり生活をしたい方にはとてもおすすめできる街です。外国人も多いため、安心して出歩くこともできます。今回の記事で写真が多かったのも、外で安心してカメラを出すことができたからだと思います。

次はインスタグラマーの街、トゥルムへ向かいます。


\私はこんな人です/

プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。

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