22 : 「用紙」と透明部分の表示
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22 : 「用紙」と透明部分の表示
「用紙」レイヤーというのは、クリスタ独自の特殊なレイヤーで、必ずレイヤーの一番下に置かれています。
「用紙」は1つのキャンバスに一枚しか持てません。また、この「用紙」には描き込むこともマスクなどをかけることもできません。
ただ、この「用紙」色を変更することはできます。レイヤーパレットのサムネイルをダブルクリックすると色の設定ウィンドウがでますので、ここで好きな色の用紙にすることができます。
モノクロ原稿の時はもちろん「白」でいいんですが、カラーイラストなどを描く時には、色地に描いてみるのも面白いんじゃないかと思います。
「用紙」レイヤーは、ほとんどの操作ができませんが表示を切ることはできます。
「用紙」表示を切ると、その上に乗っているレイヤーのどこが透明でどこが白なのかが解ります。
ただ、「用紙」はキャンバスに必ず必要というわけではなく、捨てることもできます。
Photoshop形式や、PNG、JPEGなど、他形式のファイルをクリスタで読み込んだ場合も、用紙というのはついていません。
「用紙」は、キャンバス新規作成の時にも、含めるかどうかや用紙色を設定できますが、用紙のないキャンバスなら、いつでも「用紙」を新規作成することもできます。
レイヤーパレット左上メニューから「新規レイヤー」→「用紙」です。
このメニューは、キャンバスに「用紙」がある場合はグレーアウトしています。
必ず一番下にある特殊なレイヤーということで、Photoshopの「背景」のような感じもしますが、Photoshopの「背景」は「描画することはできるが、表示が切れない」というものですので、ちょっと違います。
そして、「用紙」のあるクリスタファイルをPSD形式に書き出しても「用紙」が「背景」になるわけではありません。
Photoshop上では、「用紙」レイヤーも普通のレイヤーに白などが塗りつぶされているだけのレイヤーになっています。
クリスタからは、レイヤーありのPSD形式に書き出しても、一番下のレイヤーを「背景」にすることはできませんので、ご注意ください。
クリスタで読み込んだPSDの「背景」レイヤーも「用紙」ではありません。
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