のりまき愛

物心ついた時からミソジニスト、レイシズムと闘うと決めていたような気もする。7歳から執筆…

のりまき愛

物心ついた時からミソジニスト、レイシズムと闘うと決めていたような気もする。7歳から執筆開始。モノを書いたり、演劇をやってなかったら自死の可能性大だったので、演劇の神様に恩返ししたいと思っています。Life:(らいふころん)という屋号の、新しい職業をつくる。

最近の記事

ゆるす、ゆるさない、とかじゃなくて、その人のしあわせを願うことについて

鬱病の話。 まだ、鬱病の症状等書くには、距離感が近すぎて、書き起こすことによってまた具合を悪くしかねないので、私の心の機微について詳しくは書かない(書けないが、正しいか。)
 今回は、私の身体にあらわれたことに関してをフォーカスして書いていこうと思う。 鬱病と診断された、六年前は、足が動かなくなった。 動かなくなった!って書くと誇張しすぎかな。 身体からのサインはずっとあった、それを無視し続けたのだ。お腹がいたくなる、何度も風邪をひく、頭が痛くなる、下痢になる、とか、そ

    • 映画『すばらしき世界』をみての雑記と鬱病の話。

      ある日、とつぜんやってきた死にたい病。 数年振りの、けっこうな大きな波の死にたい死にたい死にたい病。本当は、死にたいは正しくないんだ。誰にも迷惑かけず消えてなくなりたい欲求。 あーこれ、精神科にかかったら、鬱病って診断されるんだろうなーと思いながら、身体はうごかない。 何もやりたくない。 騙し騙し日々を過ごす。 とりあえず人に会いたくない。 できれば誰にも会いたくない。 だけれど、場合によっては出かけた方が楽になることがある。 前に、ブラック企業で働いてた時、店

      • 国際女性デーなので月経について考えてみた。

        国際女性デーは女性について文章を書くって決めている。 最近、日本の学校にも誰でも無料で使えるナプキンを置こう!っていう運動が静かに広がってきているのを感じる。 個人的なことだが、私は、布ナプキンユーザーだ。 私は10年ほど前に息子の布おむつ育児にハマって、じゃあ、自分も、紙ナプキンから布ナプキンに変えてみよう!と思った。 それからずっと布ナプキンを使っている。 それから月経痛とはほぼ無縁の生活を送っている。 PMS(月経前症候群)は若干あると思う。なんか気分が落ち込む

        • 『はりぼて』をみての個人的な日記

          10月25日に富山県では県知事選挙が行われる。 約70年ぶり(!!)女性の候補者が立候補。かつ、50年ぶりに保守分裂選挙と、富山県の中では話題である。 話が急に飛ぶが、2011年に原発の事故が起こったとき、福島の人に申し訳ないって私は胸を痛めた。 だって、原発を推進し、日本に広めたのは富山の議員だった正力松太郎だって、なんとなく知ってたから。 郵政民営化の時に自民党を離れたが綿貫さんは自民党の重鎮だったし、富山では知らない人がいないでしょう。トナミ運輸の敏腕経営者でもあ

        ゆるす、ゆるさない、とかじゃなくて、その人のしあわせを願うことについて

          田房永子:著 『男社会がしんどい』を読んで

          「女の敵は女」って、よくわからない理論を槍玉にあげてる人をたまにみるけど、男の敵も男だと思う。っていうか敵って認識したらだれでも敵になると思う。男とか女とか関係なくて 去年、私は、あの人は敵だなって考えを手放すことにした。そういう考え方ができるようになったのは田房永子さんの漫画やコラムの影響もあると思う。 物心ついたときから女であることが苦しくて、 小学生の時に 「次、生まれ変わるなら、男でうまれたい?女でうまれたい?」 っていう友達との会話の時に、 心の中で 「ぜっ

          田房永子:著 『男社会がしんどい』を読んで

          バストリオ+松本一哉 『黒と白と幽霊たち』@21世紀術館シアター

          2歳の娘と一緒に、演劇を観た。 それは、とても幸福な時間だった。 音楽とダンスと演劇とポエトリーリーディングと、インスターレーションと、美術と、なんか、いろんな境界線があやふやになっている「劇作品」だった。 その境界線は、現実ともあやふやになっていた。 そういうの、私が個人的にとてもすきなことだから、私は、きっととくに、おもしろく感じたと思う。 石がドダン!と落ちた後、娘が、「いくよー」「どん!」「いくよー」「どん!」って客席からジャンプしだして、 ジャンプ、

          バストリオ+松本一哉 『黒と白と幽霊たち』@21世紀術館シアター

          頑丈な杭

          頑丈な杭をつくろう って思った。 中学生の時、出る杭は打たれるよっていって、先輩に詰められるからって、ビクビクしてた自分がいて いま、ここで書いてて、笑い出したいぐらいくだらないことだなーって なんでそんなくらだないこと思い出したかって、3万人しかいない市に引っ越してきて、上記の言葉をもらったから 私は、20年後に、このエピソードを思い出して笑えるだろうか。今は全然笑えない。っていうか泣いてる、今。 出る杭は打たれるよ なんて言われない状況に、大学時代から帰郷する

          死にたくなる私はどこにいる?

          私の実の母は、精神障害手帳を持っている正真正銘の双極性障害(躁うつ病)の持ち主。 精神疾患だけが理由じゃないけど、まあ、それが大半の理由で、離婚されて、親権をとられて、それから30年以上薬を飲み続けている母を知ってる私は、どうしても、「薬」に対して疑いを持ってしまう。 「薬」が彼女の病気を作っているとすら思う。 だから、私が、たいそう苦しくても、抗うつ剤とかを摂取したいとは思わないよね。 でも、これ、多分、診断されたらうつ病だろーなーっていう、「死にたくなる私」は、突

          死にたくなる私はどこにいる?

          学校に行きたくない

          小学3年生の息子の学校は、1日授業参観で、どの時間に見に来てもいいっていうスタイル。 ほんとは、朝1番にいって、その後、のんびり仕事や打ち合わせをしようと思っていたのだけれど、行きたくない…とコーヒー飲みながら、note.を開いてみている。 なんでいきたくないかって、やっぱり、学校の先生に対する不信感すごい。 あと自分のトラウマもある。 わたしの通っていた小学校は、最低最悪な先生ばかりだった。 小2の時は「バカだと思う人は手を挙げなさい」ってクラス全員に手を挙げさせ

          学校に行きたくない

          母が嫌いだ。

          ははははーははーはははははあああああああはは♪ ははははって鼻歌なのか、吐息なのか、笑い声なのかわからないまま、いつのまにか、はは=母になっている。「13のスープの話」のアルバムに入っている「太陽と月」っていう中ムラサトコさんの曲。 「ハハがーー♩ああああー♩嫌いだった。」 「気がつけば、ハハになあってぇ♩、いた。」 これを聴いていて、やっと、私は「母が嫌いだ」と認識できた。 内臓で母が嫌いだって思っていても、言語化されていないと自覚できないことある。言語化大事。

          母が嫌いだ。

          ヘアードネーションしました。

          息子の夏休み最後の最後で、遊びにきました、トーキョー。 もうずっとずっと通っている美容院へ、ずっと担当してもらっている美容師さんのところへ来ました。 でも、お互いに出産やらなんやらで、その担当してもらっているMさんに切ってもらったのは、6年振り?!やっと会えた!と思った。 ヘアードネーションするために、3年近く髪を伸ばしていたので、それをバッサリ切って、レターパックで送ってしまいました。簡単だなあ。 それにしても、頭が、軽い〜 さくらももこさんも、乳ガンで亡くなって

          ヘアードネーションしました。

          自分の心配事を自分で持つ

          毒親育ちの私は、自分の決定することがとても苦手だった なぜなら、自分がやりたいと言った事は全部否定か拒否されてきたから。自分で決定することがとても不安。なかなかできなかった。でも最近は自分で決定できるようになってきた。 あと、毒親の後遺症あるあるの(笑 自分の不安を自分で持てない。これは田房永子さんの漫画に書いてあって納得したことなんだけど。 いや、でも、最近、ようやく、だいぶ、自分で自分の不安ももてるようになってきた。 でも、いま不安なことがあって、モヤモヤしてて

          自分の心配事を自分で持つ

          2018年6月21日 夏至

          多様である世の中にするために働きかけをしたい。 ずっと考えてきたこと。 私がいま、中心に活動しているのはcafeうみいろ ぼんぼこさ で。 ここは、旧酒造で。 幾人かの人に、プラットフォームをつくりたいって話してたと思うんだけど。 そうか、ここは、新しいアジール(仏語 asile)になるべき場所なのかもしれない。って、いま、思った。 宮崎酒造にはほんとうにすばらしい神棚があって。 お店を使う前にいつも挨拶する。 かみさまに挨拶する。 神なんて信じてなかったし、神

          2018年6月21日 夏至

          私のつくっている「ごはん」の信念。

          時々、お客様に話してるけど、私のご飯を一番食べて欲しいのは、 授乳中のお母さん、あと、妊娠中の人。 私は、助産院で息子を出産して、その後の人生かわったので。。。 ほんとーこれは、私の「食」の転機。 それまでお砂糖たっぷりの味の濃いごはんを作ってたけど、 お店のごはんは、白いお砂糖は使ってないし、なんなら、お砂糖も一切使ってない日替わりごはんの日が多い。たまーにアガベシロップ使うぐらい。 えー?じゃあなんでこんなに人参が甘いの?って聞かれる時ある。 そう!人参って甘いんだ

          私のつくっている「ごはん」の信念。

          健康という名の暴力

          村上春樹の小説だったかな。うろ覚えだけど、 「殺人をおかしちゃう人は、想像力のない人間」だって 殺された人にも人生があって、家族があって、そういう事が想像できないから、殺すことができるのだみたいな。 殺人事件のニュースとかみると、そのことがたまに頭によぎるんだけど 私も、そうだって話。 娘も息子も、元気で、いわゆる障害もなく生まれて、育ってきて、 先月、娘が40℃を越える熱をだすってのが何日もあって、そうすると、精神的にかなりまいるね、親が。 死んだらどうしよう、なにか

          健康という名の暴力

          承認厨を脱却するために 2

          先月からバズっている「わざわざ」の平田さんのnote。「人はなぜ買うのか。」 が私が、考えてる承認厨と繋がったので、メモ。 平田さんは、人はなぜ買うかを4つの要素で定義してます。 1、必要 2、収集 3、承認 4、投資 と、わけて考えてる。私にとって演劇や音楽とかの芸術は、1、2、4なんだよね。だけど、3の承認に芸術とかアートを使う人が一定数いる。 あえて、アートって言葉にしてみました。 アートって言葉自体、私、あんまり使わないかも。芸術、ゲイ↑ジュツ、ってあえてい

          承認厨を脱却するために 2