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台風時の出勤映像で思い出すしんどかった思い出と勇気がなくて言えなかったこと

大雨や台風が通勤時間を直撃することはもう数日前から分かっていて。電車も8時までは運転を見合わせる等の情報発信をしている中、それでも多くの人は通勤する。雨風の中、並んで並んで。

真面目だし偉いなあと思いつつ、駅に入れない人が溢れかえってたり、動かない車内でパンパンに詰め込まれ待機する画を見て、胸が苦しくなる。

この人たちもある意味、被害者なんじゃないかなと。

会社勤めしていた時、当時の上司(社長)は仕事に対しての情熱が異常だった。

・検査入院中に点滴しながらそれでも俺は出社した
・台風や大雨の時にいかに平常通り出社しているかができるビジネスマンだ
・取引先との飲み会では明け方まで潰れるまで飲んで、それでも朝一で出社してお礼のメールを一番に送るもの

こういうことを自慢げに言うし、部下に当たり前のように強要した。

そういうことができないと「仕事ができる」男にはなれない。そう刷り込まれていた。朝一番に出社して、終電ギリギリまで社内にいる。
定時に帰る?仕事舐めてんのか?それで成果あげれてるのか?
そういう空気が蔓延して皆辞めていった。


そして僕は「鬱」になった。

そこに「愛」は無いのかもね

冷静に考えると、オフィスにいなくてもできる環境にあるなら、無理に出社させたりする必要は無い。午前中は自宅待機でペンとノートでやれることはたくさんあるし、こんな時くらい家のことをすれば良い。

雨風の中、何時間も並んでストレスを溜めながら会社についた時、気持ちよく仕事できますか?体にも効率も悪いと分かってるのに、それって単に「頑張ってるでしょ」「献身的でしょ」のアピールでしかないような。

無駄に会社への献身、仕事への執着心を強要する組織って、本当にあなたのことを考えてくれてるのかな。だってそんな働き方が長くできる訳ないわけで。長期的に考えてくれてない。すなわちあなたへの「愛」がないと思うんです。

↓こんなのきたらどうします?

経営者だけの問題じゃない。

でもこれ、僕は経営者だけの問題じゃないかもと思うんです。当時の自分を考えてもちゃんと主張べきだった。

「そんな時に出社しても効率悪いから、午後からにしましょう」と。

僕のように“仕事のできない人”と烙印を押されていたとしても、ちゃんと意見を表明することに意味がある。そういう働き方を強要する会社に誰も長くいたいを思わないわけだから、変えていかないと。自分のために。

経営者は経営者で自分なりの正義を持って取り組んでいる中、勇気を持って進言してくれたことを嬉しく思うはず。じゃあそうすることのメリットとデメリット、対策とかできることを一緒に考えられると、お互い良い関係が築ける。(進言を真っ向否定する経営者だったらもうダメだよね・・)

何も考えずに、盲目的に従っていたら、それこそ会社への依存から抜けられなくなる。本当の意味での自立は、きちんと自分の意見を主張できることも必要なわけで。


台風の中、交通機関が正常でない中、それでもどうしても通勤しなければならない人もたくさんいらっしゃると思う。今回の投稿は、そういう人たちに対してではなくて、あくまでリモートでもある程度業務が進められる業態の人への思いです。

通勤時間をずらせるのに盲目的に従ってしまって苦しんでいる人がいるなら、次また台風や大雨の時には、少し勇気を出して会社に掛け合ってみませんか?あなたが会社に進言してくれるところ、きっと他の疑問に思ってたけど言い出せなかった仲間も見てるはずです。

次の台風の時に、少しでも緩和していたら良いなあ。

そういう進言を当たり前に受け止めてくれる会社であってほしいし、無駄な頑張りは不要だよ、もっと自分を大切にしていいよって堂々と言える社会であるといいな。

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