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結局、「好きだからやる人」が最強で幸せ 〜赤い公園と僕のプレゼン〜

『赤い公園』が好きだ。きっかけはなんだったか。名曲「NOW ON AIR」をyoutubeでたまたま聴いたことがきっかけで見事にハマった。ちょうど2年前の8月31日。ボーカルが脱退する最後のライブ。ママと息子に「どうしても行かせて欲しい」と頼みこみ、弾丸で一人お台場に行った。こんなこと後にも先にも無いと思う。

それ以降、少し熱は冷めてたけど、新ボーカルになってのこの曲で再燃。もうこればかりずっと繰り返し聴いている。

メンバーみんな素敵なんだけど、一人稀代の天才がいる。津野米咲。全ての曲の作詞・作曲を担当。何かのインタビューで読むと、一家揃って音楽家の家系だとか。そういった環境が才能に影響するだろうけど、何よりとにかく楽しんで音楽を作っていることがよく分かる。

音符も読めない僕からすると、なぜこんなに名曲ばかりかけるのか(歌詞もまた良い!)謎すぎてついていけない。もう「それって天才だからでしょ?」で簡単に片付けたくなる。

でもおそらく本人は、ただ好きな楽器を暇さえあれば触り続け、こうかな?ああかな?と言葉を紡ぎ続けてきたのだと思う。楽しいから、良い曲を書きたいから、自然とずっと音楽のことを考えて、毎日毎日作り続けてきた。その積み重ねが、もう凡人には足元すら見えないくらい高い場所に連れて行ったのだ。



一方、僕の唯一の特技は「プレゼン」だ。

よく堂々と言えるな!と言われるかもしれないけれど、まあ人と比べて自分でもうまい方だと思う。でもそれは、才能とかではなくって、そもそもプレゼンに参加することが決まった瞬間から、当日までドキドキワクワクする。そのくらい「楽しい!好き!」が圧倒的に前にくる。

聴いてくれる人の期待をどう裏切ろうか。どう想像を超えた場所に着地させるか。笑いを入れるところでの緊張と緩和。言葉にせずに本当の熱をどう感じてもらうのか。「だったらこういうアイデアもあるよ!」と後から言いやすくするための伏線。聴いてくれた人が自分の仕事にも活かせる何か。

すべて狙い通りにはいかなくとも、あれこれ考えて試して準備する。しっかり練習を積んでおけば、当日も緊張よりも楽しさの方が勝つ。心に残るプレゼンができる。

こう思えるようになったのにはきっかけとなった日がある。独立し始めた時、どうしても優勝したいプレゼン大会があった。それまで人前でプレゼンなんてしたことない。(なんならサラリーマン時代は社長から、「お前はプレゼンなんて絶対無理だから話さなくていい」と言われていた、、。)

そんな自分がプレゼン大会で優勝したい。普通なら「どうしよう。。。できない。。。」となるところだけど、そうはならなかった。どうしても勝ちたいから、自然と良いプレゼンを研究し尽くした。シナリオを書いては直し、書いては直しして練習をしまくった。才能とか努力とかじゃなく、やりたくて楽しくてやり続けたら自然と「得意」になった。(※もちろん優勝した)

おそらくこれって周りから見たらすごい「努力」なんだろうけれど、本人は好きでやってるから努力と思っていない。

努力しなきゃ!と少し無理をしてる時点で、好きで没頭してる人には勝てない。「好き」はやっぱり最強。本人も楽しいんだから幸せ。良いことしかない。

逆に、強制されていることや、周りもやってるしこれくらいは努力しなきゃ!とか、苦痛に感じてるとしたら、残念ながらどれだけやっても得意と言えるほどには伸びないかもしれない。

どうすればそれを「好き」になって没頭できるか、本当に習得したい何かがある場合は、まずは立ち止まって考えてみるのが良いかもね。

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