実は脚本、書いてます。~町民参加型オリジナルミュージカルがある町・新富町②~

こんにちはこんばんは。宮崎県新富町出身、のなちです。
前回、ふるさと・新富町で20年以上にわたり開催されている「新富町民ミュージカル」のご紹介をしました。

\前回はこちら/

こちらのミュージカルに、のなちは2022年から脚本としても参加しています。これまでに上演されたのは2本。

2022年 ミヅハ はじまりの池

新富町の神社「水沼神社」をモチーフにした、人間と神の物語です。

2023年 はんぱっぱ妖怪町

町内の「カッパ像」をモチーフにした、コミカルな妖怪たちの物語です。

新富町民ミュージカルと出会ったワケ

私は新富町で0歳~18歳まで育ちながら、Uターンで帰ってくるまでこのミュージカルを知りませんでした。
今思えば学校などにチラシが配られていたのでしょうが、目に入っていなかったんでしょうね。

知らぬまま新富町を離れ、大学で演劇の楽しさにどっぷり浸かり、その楽しさが忘れられぬまま、社会人として仕事をする日々でした。

そして、運命の日。
懐かしの新富町にUターンして、地域商社「こゆ財団」に勤めて半年ほど経ったころでしょうか。
隣の席の方と、休憩がてら雑談をしていた時のことです。

(のなち=の 隣の席の方=隣)
隣「のなちさんは、なにかハマっていることはあるの?」
の「実は大学時代に演劇やっていたんですよ。また機会があればやりたいんですよね~」
隣「えっ、わたし新富町ミュージカルの脚本書いてるけど、出る?
の「えっ!?

なんという偶然でしょうか。隣の席の方は、ここ数年ずっと新富町民ミュージカルの脚本を担当されていた方だったのでした。
そこからのご縁で初めて、ふるさとのミュージカルに参加。
「戦国富田城~一つの村の物語~」に村人役として出演させていただき、久々の舞台を大いに満喫!

中央右寄り、布を被った村人が私です。楽しかった!

そして無事に公演は終了。
まだまだ余韻冷めやらぬ中で、私は考えていました。

「ふるさとの話、書きたいな……」

書けるかな……

町民が書いたお話を、町民の手で作り上げ、町内外たくさんの方に楽しんでいただく。私はもともと書くことが好きでしたし、新富生まれ・新富育ち。
「やらない理由はないのでは?」と思ったわけです。

そしてダメもとで書き始めたのが、2022年の「ミヅハ」でした。
私にとって縁の深い神社である、新富町の「水沼神社」に祀られている神様をモチーフに書いてみたら、あれよあれよと筆が進み、90分の脚本が完成。

夏は蓮の花が一面に咲き誇る、素敵な場所なんです!

これまでの脚本担当の方や、文化会館の方へおそるおそる見せに行くと、「いいですね!今年はこれを上演しましょう」とありがたすぎるお言葉をいただき、想像の100倍スムーズに公演が決定したのでした。

そして無事、大成功!

初めての子も、ベテランさんも、皆で頑張りました!
最初は緊張していたみんなも、すっかり仲良くなりました!

当日は400人近い方々がおいでになり、大きなトラブルもなく公演を終えることができました!
「水沼神社のことが知れてよかった!」
「行ってみたくなった!」
「神話がわかりやすく説明されていてよかった!」
というお客様からのアンケート、本当に嬉しかったですね。

「見る人も、演じる人も、この舞台を通してもっと新富町を好きになってもらいたい!」……これが、私が翌年も脚本を書くモチベーションになりました。
もちろん、12月に公演を控えた今年も、2年前と同じ熱量で脚本づくりを頑張っています!

今年の公演は12月8日(日)!
もうすぐタイトルも確定します!お楽しみに~!

最新情報はこちらから!



この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?