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電話が長くて大丈夫かの件

気がついたら30分たってた。そんなことがしょっちゅう。

嘘です、気が付いたら45分くらいはたってることがしばしばで、おおむね1時間ぐらいは電話しています。

もちろん、担当漫画家さんとです。

どうしても会える距離ではない人との場合は、電話打ち合わせが主です。

「いやー台風大丈夫っすか」といったお天気情報から、「今度、童〇を拗らせていた男友達が婚活でトントン拍子にお嫁さんを見つけ、幸運にも来月結婚式をしましてね」といった、私事を非常にオープンに話してしまうのです。

ときどき「これ、超無駄話じゃん!」と、気が付くのですがどうにもこうにも、いつの間にかどうでもいい話をしている。

ただ、どうでもいい「あそび」の話にもどうやらメリットもあります!(ちょっとだけ)


①担当編集として話しやすいと思ってもらえる

②緊張感が減る

③気晴らし(これは私もですが)


上記の①②は、最近何名からかの相手から言われた感想です。

忙しい方のような相手には、細かめに「いま、長々しゃべってますが大丈夫ですか? うざくないですか?」は聞くようにしてますが、わりと私の担当漫画家さんは許容してくれますね。いい人が多い。


③は、仕事以外の話をしたい、そんな人間としての基礎欲求です(ほんと?)。

そもそも漫画に関しての電話打ち合わせとは?

例えばプロットをいただいたとしたら、

・どういうキャラクターで

・どういうストーリーで

・この先の展開もどうするつもりで

・でもこの流れだと尺(ページ数)に収まらないな、困ったな。

そういったことを話すわけですが、じつは③みたいな話をしたうえで、ネタ出し(プロット未満)の種を見つけるケースが、けっこうあります。


私の具体的な話を足掛かりに、発展してふと相手の漫画家さんが、もしかしたらちょっと迂闊な発言をする。

「あーーー変なことを言い出したぞー」がけっこうあります。


この変なことは、「私にとって変なこと」なので、たいがいは「漫画家さんにとってはまったく変ではないこと」です。たぶん仕事(漫画)の話であれば、きっと出てこない話であるケースが多い。

大概が漫画家さん自身が面白いと気が付けていない、深層的な部分。

この迂闊な話を見つけるために、ひたすら無駄話をしているのかもしれない………ってことにして、無駄話を正当化するわけです、キリッ!


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