(音楽+創作イントロ物語) Avrigus - The Secret Kingdom を聴いて

オーストラリア出身のアトモスフェリック/メランコリックゴシックメタルバンド

悲しみを音楽で表現させたら、これ以上のバンドは今の所見当たらない。

ARCANAのような荘厳なイントロから始まり、特に、2曲目のラスト辺りの悲しみの豪雨。これマジでヤバいわ(´;ω;`)ウゥゥ

そして、神が降臨した3曲目のDark Angel's Ascensionだ。コーラス、メランコリーさ、どれも一級品でどん底に突き落としてくれる。吹きすさぶ猛吹雪の音響がより悲しみを増長させる。

悲しみのどん底に堕ちたい日に是非。ピアノの静かな調べが、とことん心に響く。

どこまでも堕ちてゆく・・・・・。悲壮系(メランコリック)メロディの集大成。


ではいつものように、この音像から想像できる情景を書いていく。


 耕せど耕せど、作物は実らない。この大地は汚染され、少女は途方に暮れていた。家には病気の母が寝込んでいる。毎月来る、兵士たちの重い作物の徴収。わずかに取れた作物を兵士に渡す少女。信仰心深い少女は、毎日神へのお祈りを欠かさない。しかし、日に日に、より悪くなる母の病状。冷たくなる手足を擦り、少しでも暖を取ろうとする少女。明日は、今日よりは良い一日になるかなと思い、母の近くで居眠りをする少女。
 翌日、目が覚めると、ある日一人の少年が訪ねてくる。少女の手を取り、この世界を抜け出そうと言う、少年。少女が振り返ると、母は光に包まれ、消えていった。その光景を見て、涙を流す少女。次第に、周りに暖かい空気が流れ込み、気を失う。
 気が付くと、そこは天界であった。下を見下ろせば、家に倒れる母と自分の姿が見える。川の向こう側で、母が笑顔で手を振っていた。嬉しそうに駆け寄る少女。その姿を地上から見守る少年。

この文章と歌詞の内容は全く関係がないので、あしからず。


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