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Xデザイン学校大阪分校・ベーシックコース #01ブートキャンプ

2019年4月から翌年1月の間、Xデザイン学校大阪分校のベーシックコースへ通う。UXデザインの基礎をしっかり学ぶ全10回の講座だ。

4月13日、第一回目ブートキャンプが開講された。
5時間の講座の中で受講後、一番問い続けた事項を記す。

他のチームが考えた「最悪な旅行」を最高の体験に変えるサービスをつくるワークショップの中でのこと。

私たちのチームに与えられた最悪な旅行のストーリーは、金曜日、上司と出張で商談に赴いたサラリーマンが客先でデモ機が動かず、半年間の準備がパアになり、商談後の懇親会で上司に叱られるのが嫌、というもの。

チームで考えたのは「フェイクニュース」サービス。
デモ機が動かなくても止むをえない状況だと「フェイクニュースサービス」を使って関係者に思いこませ、上司の叱責を逃れる、というストーリー。

このサービスは、講師の浅野先生からアウトだと言われた。

かつてGoogleの行動規範に「悪になるな」という一文があった。
ああ、そうか。これは悪に加担するサービスだ。
人と人が信頼できなくなっていく、暗澹たる世界への呼び水だ。

どうして、こんな着地になったのだろう。

ワークショップが終わった後、チームでどこを変えたらよかったのか話し合ったがピンとこない。浅野先生に聞くと、そもそも課題が悪い、と。私たちは寄り添い過ぎたんだね、とチームメンバーと苦笑した。

課題が間違っているとき、何をもって間違っていると気付けるのだろうか。

頼まれると、依頼主にとっての最善を探してしまうけれど、
依頼主が成そうとしている行為にとっての、最善を探すべきなんだろうか。商談は信頼があってそのうえに積み重なっていくものだ。

話し合いの中で、信頼を失う行動はアカンやろとキッパリ切り捨てれなかった。このサービスを人ごとのように感じていて、自分の責任において考えていなかったのも一因だとおもう。

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