車いすで道を移動するときに困ることを、絵文字にした。
困りごとがヘンテコな絵で描かれていると、人に気軽に伝えやすくなるのではと思い、つくった。

車いすの「困りごと」絵文字
画材：水彩色鉛筆、シャープペンシル、画用紙

「車」：でこぼこ道と水たまり
「い」：段差
「す」：坂道

モチーフはそれぞれ、
車：赤レンガと水たまり、い：チーズ、す：ナイフとゆで卵と紙ナプキン。

美大受験の予備校時代を思い出しながら描いた。

チーズの黄色とゆで卵の黄色の違い。ゆで卵の黄味はしっとりと。

ナイフの硬さと、紙ナプキンのやわらかさ。

背景

6月に有志で開催する、車いすの人とそうじゃない人とで一緒に遊ぶ「車いす運動会」。スタッフTシャツをデザインするミッションが与えられたので、せっかくなら何かオモシロイことをしたいと頭をひねった。

・参加者がスタッフだと判別できればいい（イベント名なくてもいけそう）
・話のタネになる（イベント時に時折訪れる沈黙に打ち勝つ）

いっぺん、判読性を試す文字を作ってみたかったこともあって、車・い・すを絵文字にしようと思い立つ。
いくつかスケッチして「車いすの困りごとを描いたTシャツ着てたら、スマートに知識を伝えれるんじゃないかしら」とひらめいた。そうだ、一見よくわからないモノにしよう。参加者の一人、小学4年生の女の子が「それ、なに？」と目を止めたら成功だ。

スケッチの一部

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