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売上が伸びるBGMってどんなの?

Youtube広告を運用していて思ったことがります。
「動画の内容やサムネイルはテストするけど、BGMのテストってしたことないな。」

もちろん、BGMのテストまでやってしまうと細かくて、インパクトがあるテストかどうかと言うとそうではないです。
なので私も優先してやっているわけではないのですが、気になりました。

店舗でBGMテストをした結果についてではありますが、面白い結果があったので、記事にまとめます。


■音の効果

①スローテンポ
②客層に合う音楽をかける
③共鳴現象

①スローテンポ
スローテンポの曲は滞在時間を伸ばして、売上を伸ばすことができる

②客層に合う音楽をかける
お店のコンセプトや客層に合わせて音楽をかけることが大事
スーパーなど安さを売りにする場合はチープな音楽、高級店ではクラシックなどの重厚な音楽が良い

③共鳴現象
音楽だけではなく、店舗なら内装、動画なら映像をマッチさせることで購入意欲がUpするようです

では、これらをもとに事例を紹介します


■事例① スーパーA

スーパーのBGMは、有名な曲をチープにしたような、ボーカル抜いて音を抜いた感じの曲が流れています。
これはいったいなぜなのか。

理由は2つあります。
①老若男女、万人受けを狙うため
②チープな音楽=安いイメージを与えるため

例えば、若者を狙うならJ-POPを流すといいかもしれませんし、高齢の方を狙うなら演歌でもいいかもしれません。

ただ、ターゲット以外の方が来店した時には、BGMを聞いて「私が入るお店ではないな」と判断してしまうようです。

そのため、万人受けするBGMにしようとすると、あのようなチープな音になるようです。

逆に、高級店のBGMはどうでしょう?
オーケストラやジャズなどが流れていることが多いようです。


■事例② ワイン店

試飲やボトルでワインを購入できるお店でBGMテストを行いました。
クラシックとビルボードのランキングを流したそうです。
(海外の事例です)

買い物客の購入数や商品を手に取る回数、そして売上をテストしました。

結果としては、購入数や商品を手に取る回数は、どちらのBGMでもそんなに変わらなかったようです。
ただ、売上はクラシックをかけた方が2倍近く上がったようです。

クラシックをかけた方がより高いワインが売れていった。という結果でした。


■事例③ スーパーB

このスーパーでは、次の3パターンでお客さんの移動時間のテストを行いました。

①アップテンポの曲
②スローテンポの曲
③BGMなし

結果としては、BGMなしの時を基準として、スローテンポの方がお客さんの移動時間が長くなり、アップテンポだと移動時間が短くなったようです。

売上としては、スローテンポの時が最も伸びた結果になりました。
約30%ほど売上が伸びたようです。


■事例④ パチンコ店

パチンコ店の事例はテストではありません。
もう既に導入されていて、なぜあのような音楽が流れているのか、理由を説明します。

パチンコ店では、激しい音楽が流れています。
決してクラシックは流れません。

ではなぜか。

興奮を煽って、理性を削ぎ落し、リスクを恐れなくさせる効果があるようです。
恐ろしい。。


■まとめ

このように、音楽を変えるだけで売上を上げることができる可能性があります。
BGMと映像を一致させることでさらに購買意欲を高めることに繋がると考えられますので、もし店舗を経営されている方や動画でプロモーションをしている方がこの記事を読んでいれば、ぜひ試してみてください!

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