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モバイルファーストインデックス(MFI)ってなに?

「モバイルファーストインデックス」という言葉をサイト運営者はご存じかもしれません。広告運用者ではそこまで把握できていない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、MFIがどういうものか、今後どういう対応が必要とされているのかをまとめていきます。

■モバイルファーストインデックス(MFI)とは

今まで、ページの検索順位付けは、PC向けページを基準に行われていました。
その評価基準が、モバイル向けページを基に検索結果の順位付けに変更される、という方針の事です。

つまり、スマホに配信するページを基に検索結果に表示するランキングを決定します。


■スマホではスマホ向けサイトが出る理由

現在のサイト制作では、3つの方法で作られています。

【サイト制作3つの方法】
①レスポンシブウェブデザイン
②ダイナミックサービング
③別々のURL

スマホユーザーにPC向けページを表示させたら見にくいため、現在では上記3つの方法でスマホ対応を行っています。

①レスポンシブウェブデザイン
スマホやPC、タブレットなどの画面サイズに応じて1つのHTMLを異なるデバイスで表示させる方法です。

中身が同じ(1つだけ作ればOK)なので、制作側は比較的楽なようです。
今では多くのサイトがレスポンシブウェブデザインが活用されています。

②ダイナミックサービング
URLは同じだけれど、裏側ではスマホ向けのHTML、PC向けのHTMLを分けているサイトです。サーバー側で対応デバイスに応じて出しわけを行っています。

一例で、Amazonなどです。
同じURLですが、スマホにはスマホ向けのページを用意していて、スマホで見やすいように特化しています。

レスポンシブウェブデザインと比べて、デバイスに合わせて最適化を掛けやすいサイト構成です。

③別々のURL
デバイスごとに異なるURLを用意する方法です。

内容(コンテンツ)を揃えないといけない等、設定が複雑なため構成ミスが起こりやすいです。

さらに、SEO的にもマイナスしかありませんので、おすすめしない方法です。


■MFIについての経緯

・2019年7月
Googleは新規サイトであれば、MFIを強制的に適用して、PC向けページはインデックスさせない動きをとっています。

・2021年3月末
強制的にすべてのサイトがMFIに移行されます。

つまり、モバイル対応していないサイトは、この強制移行が執行されると検索順位が下がることがあります。

※「スマホユーザー少ないんですよー」という企業がいても、関係ありません。
検索順位が下がる可能性が高いので、スマホ用のページを改善することをおすすめします!


■補足

現在、PC向けサイトしかない方については、そのページをスマホでも表示させているので、評価がさがることはありません。(ただ、周りの影響で順位が変化する可能性はあります)

PC向けサイトよりもコンテンツを省略したスマホ用サイトなどをお持ちの場合は、順位決定基準がスマホに切り替わることで、検索順位が下がる可能性があります。


以上、モバイルファーストインデックスについて、まとめました。
SEOに影響が出てくるため、しっかりと理解しておきましょう。

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