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SDGsインパクト評価フォーラム・レポート 「SDGs×評価×金融」の実践(3)

SDGs社会的インパクト・マネジメント実践事業
「人材育成研修」

 今回はSDGsインパクト評価フォーラム・レポートの最終回としてSDGs社会的インパクト・マネジメント実践研修の概要を紹介します。SDGs社会的インパクト評価実証事業全体で目指していることは、「社会的インパクトと資本主義を結びつけること」であり、実践研修はその3本柱の1つ、人材育成に位置付けられています。

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Ⅰ.「実践的」な研修とは

・参加者の実際の事業をフィールドにした実践的な研修
・成果の評価を事業改善や資金調達に繋げていく、マネジメントまで行う
 事業者の参加要件としても、具体的な事業があることや本業として取り組んでいること、など本格的な社会的インパクト・マネジメントを行うことが前提となっている。

Ⅱ. 「協働型」の研修

 実際の事例に基づき、事業者・資金提供者・事業支援者が参加し、共に事業の目的から考えるという、マルチステークホルダーの協働を実践する研修である。事業支援者や資金提供者も、具体的な事業を見据え、社会的な価値を加味した支援・投融資を検討できるようになることを目指す。

理論から実践へ

 社会的インパクトをめぐる様々な動きはあれど、実際に国内で行われた事例や、実践の現場はまだまだ多くはありません。SDGsに代表される「目標」はどのように事業に落としこまれるのか、事業の振り返りと改善はどのようなプロセスを経て行われるべきなのか。求められているのは理論に基づいた実践の事例と場です。営利・非営利問わず、社会性と業績が連関していることの可視化のツールとして、社会的インパクト・マネジメントをどう使えるかが鍵になってきます。

 では次回からは、実際の研修の様子をお伝えしていきます!



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