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『マンガでゆるっと英語』活用術

今日はこの本を使った2種類の使い方を紹介します。

この本は見た目は「ゆるっと」、中身は「本格派」

というコピーです。

初学者が英語を学び直すときにはいくつもの「メンタルバリア(mental barrier)」があります。それをひとつひとつ取り除き、丁寧に作り込んだのが本書です。

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みなさんの語学の勉強の「伴走役」に、ぜひ手に取ってみてください。

さて、さっそく使い方について話していきましょう。

1. 「さくっと型」の読者向け

今回「1回1分でおさらい」は「さくっと型」の読者向きの方法です。これはスキマ時間を活用したい読者におススメできる方法で、忙しい社会人の方が時間を捻出するスキルを磨くことにも繋がります。

本書だと、p. 9におススメの使い方が書いてあります。

その上で、「スキマ時間」をより掘り下げて考えてみましょう。

amazon紹介ページでも、

僕のメッセージと共に「ビジュアル付き」

でわかりやすく紹介されています。

最近の生活習慣だと、「在宅勤務のスキマ時間」や「仕事の休み時間」に本書を読んでいただくのは効果的です。ライトな感覚で取り組めるので、食事が出てくるまでの時間を使ったり、「ネットサーフィン(surfing the Internet)」する時間を本書に充てたりすることもできます。

僕自身も「英字新聞」を使った「1分勉強法」をやっています。先日はお弁当屋さんに行ったとき、注文してから出てくるまでの時間で記事を読みました。5分くらいあったので、2つくらいは余裕で読めます。帰りの時間で気になる英語表現を覚えながら歩いたり、そのトピックについて頭の中で考えながら帰ったりするのも楽しいです。出版や新企画の制作で以前より時間の捻出に工夫が必要なので、これに最近ハマっています。

本書で言えば、マンガページをサクッと読んで、次のページの「まとめページ」を使って復習できます。これをテンポよく進めると、スキマ時間で達成感を持てます。「さくっと型」の読者にとって、このやり方はかなりおススメです。問題付きなので、定着も簡単にチェックできます。

動画でも「さくっと型」の勉強のやり方や本書の特長は説明しているので、ぜひチェックしていただければ幸いです。


2. 「じっくり型」の読者向け

今度は「じっくり型」の読者向けの話をします。

じっくり型の読者には「腰を据えた勉強」にも取り組んでいただきたいです。やり方としては、マンガページをまず「じっくり読む」ことをしてください。次にそのページで理解したことを「口頭」で説明し、自分の理解ができているかを確かめてみましょう。「なりきり勉強法」で、先生になりきり「スマホの動画」に自分が授業をする様子を収めてもOKです。この方法を使ってググっと英語力を伸ばした受講生もいらっしゃいます。恥ずかしければ、声だけでもよく、とにかくアウトプットしてみればやり方は何でもOKです。

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普段、人は「誰かに伝える」意識をすることで知識や内容をかみ砕き、自分の理解を深めるものです。このワンクッションを挟むことで、定着度合いが違ってきます。そのあと、次のページにある右側のまとめページでその理解をさらに深めてください。ここで右ページの例文の「音読」を入れておきましょう。汎用性が高い例文を選んであるので、ここで「自分の仕事で使う場面」や「プライベートで言う場面」を意識してこの英文を使ってみてください。

マンガ内の中の英文はストーリーに合わせてカスタマイズされています。キャラクターになりきって英文を声に出してみるのもおススメです。

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まるで役者さんが台詞を覚えるように、感情を込めて読んでみると「英文が自分のモノになる感覚」を味わうことができます。マンガのストーリーと紐づいて、例文も活き活きとしています。場面もわかりやすくなっているので、マンガページも安心して使える例文です。

僕は大学院の専攻がシェイクスピアなのですが、シェイクスピア学者の故ピーター・ミルワード先生にアドバイスをされたことがあります。

もしきちんと理解を深めたいならば、

Learn with your heart.

これを大切にしなさいというものです。「心も総動員しなさい」と言いますか、「実感のわく学びをしなさい」と言えばいいのか、この英語はものすごく深いです。僕の心にズシリと響きました。

台詞を感情を込めながら声に出す。役者さんは反復を大切にしながら、表現力を磨きます。そのプロセスを追体験することで、より英語表現の理解や深化ができるのです。

この記事を書いてみようと思ったきっかけは、プラスティーの清水章弘先生です。

「じっくり型」のやり方もすごくオススメできます。読者の皆さんもこの本をうまく活用する方法を色々模索してみてください。

#マンガでゆるっと英語

とtwitterに書いてくだされば、僕も感想に目を通すことができます。

最後に本書でも「今後の勉強方針」を伝えているので、それを実践すると大いに力がつきます。

個人的には「おわりに」にも相当エネルギーを注いで執筆しました。ぜひ読んでいただき、今後の勉強にはずみをつけてみてください。

お読みいただきありがとうございます!

本書を手に取った皆さまの飛躍を願っております。

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