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CESだぁー!

あけましておめでとうございます。すでに1月も半分を過ぎましたが…

今年の年明けは久々の海外、ラスベガスに行きました。毎年この時期に開催されている、世界最大の最新家電の展示会「CES(Consumer Electric Show)」を見学するためです。

まあ「CES」というワードを調べれば詳しいことやメディアさんの記事は山ほど見つかるので、ここでは私の見つけた良さそうなものを挙げておこうかだと思います。

あ、最初に断っておきますが、映像製作やXR関連の目線になりますので、最新家電情報は少なめです〜。

htc VIVE XR Elite

今回一番試してみたかったのがhtcのVR用HMD「VIVE XR Elite」。
とにかく小さくて軽いことが話題のアイテム。カラーシースルーもかなり魅力的だったのですが・・・

残念ながらブースは予約制。
スケジュールを聞くと「日曜日(最終日)なら大丈夫よ」とのことでしたが、あいにくラスベガスを発った後。今回はいろんな人のSNSで味わうことにしました。残念。

Nikon UNREALRIDE

バーチャルプロダクションを活用したアトラクション的な展示。
中央には固定された近未来感溢れる(トロンに出てくるような)バイクがあり、それに跨ったライダー役のお客さんを、動きをプログラミングされたロボットアームに載せたカメラで撮影します。
背景には近未来の街をLEDで映し出し、あたかもその街をライディングしているようなシーンを自動で撮影してくれます。
(実際は横にオペレータはいますけどね)

撮影したデータはすぐさまサーバーにアップされ、ステージ横にダウンロードURLのQRコードを掲示してダウンロードしてもらう仕組みです。

ここまで大掛かりではないにしても、今後のイベントなどで活用できそうなアイデアだと思いました。

Ant Reality ARグラス

こちらは商品というより部品になるのでしょうか。
ARグラスに使うレンズの展示でした。思ったより輝度が高く、写真や文字もくっきり見えました。晴天の屋外ではどうかな。

特筆すべきは、VRとARのモードに切り替えられる点。
文字通りARモードでは実世界にCGを浮きかがらせて表示し、VRモードでは実世界を完全にシャットアウトした表示ができます。

もちろん視界を完全に覆うタイプのデバイスではないので、VRゴーグルのような没入感を得るのは難しいかもしれませんが、用途によってはモードの切り替えができるというのは、非常にメリットが大きいかもしれませんね。

ちなみに他にもARグラス関連はいくつか出ていました。とにかく軽くて性能が良いものを期待します。

ICOMA TATAMEL BIKE

こちらはスタートアップが集まるEUREKA PARKにある日本ブースに出展されていたICOMA inc.のタタメルバイク。

文字通りコンパクトにトランスフォームできるオートバイです。映像では小さそうですが、思ったよりはしっかりした作り。聞いたところでは、公道走行を考慮するとやはりこのくらいしっかりとしたものにしないといけないとのことで、納得です。

トランスフォームはこのように一瞬。ちょっとスタッフと話しているうちに終わってしまうほどの簡単さ。これは便利です。

なんとなくトランスフォーマー感を感じたのですが、それもそのはず、代表の生駒さんはトランスフォーマーのデザインをやったことのある方だそうです。

今年の春ごろまでには最終的なテストを行なって、なるべく早く商品化したいということです。期待したいですね。

MUXWAVE Hologram Display

今回Twitterで発信した中で一番反響が多かったのがこちら。

ご覧んの通りLEDディスプレイですが、映像が出ていない時は向こうが透過して見えます。映像の組み合わせ方によっては確かにホログラム的に使えますね。
透過しているのは、スクリーン自体は丸状のパンチング(穴あけ)されているもので、その交点にLEDが配置されているためです。

裏は特に何もありません。
ちなみにお値段は、1枚のユニットが横20cm x 縦90cmくらいで$1,600。縦横自在に組み合わせられるとのことで、この写真の約1.8m四方だと全部で16ユニット(横8 x 縦2)使ってるので$25,600だそうです。
入力はHDMIでもなんでも、通常のモニタのように使えるらしい。

カタログを見ると店舗などのファサードにも使えそうですね。イベントの演出に使っても面白そうです。

LG OLED Flex

なんと曲率を変えられるモニタ。リモコンのボタン一つで簡単に画面が湾曲していきます。とても不思議な感じ。

最近のゲーミングモニタって、このように曲がっているものが多いですが、使いやすいんですかね?効果のほどは・・・あまりよくわかりませんが。

まとめ

私は2019年にCESには行ったことがありますが、その時はLOVOTなどの可愛くてお話ができるロボットや曲がる液晶、そしてARグラス「Nreal」が出ていましたが、その辺りの商品がちょうど一昨年〜昨年と商品化されてました。

今年はその時とは趣が変わっていて、どちらかというとソリューション提案のものが多い印象です。それぞれの課題解決のためのデバイスというものが多く、かなり用途を絞り込んだものが多い印象。

今回日程的にスマートホームの方はしっかり見ていないですが、ぱっと見で目立ったのがヘルステック系。トイレで使うスマートデバイスも多かったようです。世界共通で健康に対する意識がより強くなっているのでしょうか。これもコロナ禍の影響なんでしょうかね。

コロナの影響でオンライン開催のみや出展数激減などが続いたCESですが、4年ぶりに来てみて、その規模が復活しつつあるのを感じることができました。来年も参加したいですねぇ。

そのために、今年一年頑張ろう・・・心に刻んだのでした。

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