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TRPGをやろう!!!!!!なぁ!!!!

 こんにちは、数年越しにTRPG熱が再燃してきているカシミヤです。雑多に並べた自己紹介の次はTRPGについて書いていこうと思います。そもそもTRPGって何?って話の前に少しだけ何故TRPGへのモチベが急上昇したかを話させてください。
 まず、何故TRPGのモチベがアガったかについてですがこれについての説明はこの一言に尽きます。

推しがやってたからだよ

【CoC狂気山脈】狂気!ンゴ灰那山脈!【前編】PL:周央 サンゴ、黛 灰、健屋 花那 https://www.youtube.com/watch?v=23MaYZRUD6U

【CoC狂気山脈】狂気!ンゴ灰那山脈!【後編】PL:周央 サンゴ、黛 灰、健屋 花那 https://www.youtube.com/watch?v=oTq9AIzx_wk

【高生卓】とある幸せな家族の話 前編【#鈴鳴家​】https://www.youtube.com/watch?v=NBIz2jw5UZs

【高生卓】とある幸せな家族の話 後編【#鈴鳴家​】https://www.youtube.com/watch?v=zkjfmi9RaPc

 モチベの理由、これのみです。オタクなんてそんなもんよ。でも、どのセッションもめちゃくちゃ良かったので見てほしい。ロールプレイ上手すぎて一つの作品見てる気分になるから。ンゴ灰那のTRPGめちゃくちゃ好きだ...


 という訳で本題の「TRPGとは何ぞや?」というところの説明を始めます。
そもそもTRPGとはテーブルゲームの一種であり正式名称をテーブルトークロールプレイングゲームといいます。卓(テーブル)を1人のキーパー(KP)、最大4人のプレイヤー(PL)が囲み、あらかじめキーパーが用意したシナリオ上で自身が作成したキャラクターを演じ(ロールプレイし)ながらシナリオのクリアを目指すゲームとなります。
 TRPGの売りは何と言ってもその自由度にあります。プレイヤーはまずゲームの最初に自身が操作するプレイヤーキャラクター(PC)を作成するのですがこのプレイヤーキャラクター、その出自、これまで歩んできた人生やそこで得た経験、人格、職業、どういった技能を有しているか、などなどプレイヤーキャラクターのパーソナリティをルールに基づいた上で自由に決めることができます。「このキャラは派出所に勤務している警察官だから正義感が強く、義理人情に厚い」みたいなのを自分で決めることができるのです。
 そしてこれだけでは終わりません。シナリオ中、プレイヤーはプレイヤーキャラクターを自由に動かすことができます。街の探索をするパートに入ったとしましょう。この街では今年に入ってから行方不明者が急増し、警察官であるあなたはその捜査に駆り出されます。街での聞き込みを行う際の候補地としてキーパーから住宅街や図書館などが提示されるでしょう。そこで貴方は街にあるものとしてゲームセンターに行くことを提案してもいいでしょう。理にかなった理由は必要ですが(ゲーセンにはチンピラがいるから、とか)この選択がキーパーの許容範囲内(ゲーセンの背景があるか等)であればあなたのプレイヤーキャラクターはゲームセンターに行くことができるかもしれません。
 基本的にTRPGは言ったもん勝ちです。その提案がセッションをより良くするのであれば提案が受け入れられる可能性は高いでしょう。シナリオの都合上その提案が受け入れられない場合もありますが。

 そしてTRPG最大の特徴として挙げられるのが、キャラクターの行動の成功・失敗がダイス(さいころ)で決まるという点です。
 例えば物を投げるという行動をキャラクターがとる際、その行動が成功する確率は投げるという行動に伴う技能によって決まります。キャラクターの技能はセッション開始前に決めるのですが、今回は《投げる》という技能があったとしてその成功する確率が40%だとしましょう。今この瞬間このキャラクターが物を投げた時に目的の場所または物に到達する確率は40%になりました。しかし、成功確率が40%だからといってそれを判定するものが無くてはゲームになりません。デジタルゲームでは乱数を使用することで確率をランダムにしていますが、その代わりとなるのがダイスという訳です。
 0~9の出目が存在する10面ダイスがあったとして、確率が40%ならば1,2,3,4が出れば成功、5,6,7,8,9,0(0は10として扱う)が出たら失敗と定義するとダイスは技能の判定を行う道具となる訳です。

要するに技能の成功・失敗はダイスが決めると覚えてくれればOKです。まぁ大体インターネットにあるダイスBotかTRPGツールを使えばダイスの判定はできるので実物ダイスを用意する必要はないです。

 という訳で、TRPGについてマジで軽く説明した訳ですがここでもう一つ。TRPGにはルールブックというものがありまして。名前の通りそこでゲームのルールが記載されてたり、大本の世界観だったり全体的な技能を定義する訳なんですけども。これはシステムとも言い換えられて「今日はこのシステムでやります」などと言う使い方をされます。
 つまり何が言いたいかというと...

エモクロアTRPGやろうぜ!!!!!!!!!

エモクロア

公式サイト:https://emoklore.dicetous.com/
画像は公式サイトからキャプチャしたもの

 いや、そもそもその「エモクロアTRPG」って何よ?って疑問に答えると、TRPGにおけるシステムの一つであり現代に《怪異》が確かに存在する世界でその主人公となり《怪異》が引き起こす事件を解決したり、あるいは《怪異》に感情を歪められた人間を助けたりなどの非日常の一幕をロールプレイするゲームです。
 この怪異ってのがマジでなんでもありで、例えばこんなのがあったりする。

転生トラック“異世界への火車”
 現代に生まれた、最も新しい怪異のひとつ。大型貨物自動車の姿をしており、その車に撥ねられて死亡した人物は、死の淵で「転生の神」と名乗る怪異と邂逅し、その神により「チート能力」という世界法則を無視した異能力を与えられ、現実とは全く異なる異世界に転生させられる。

――エモクロアTRPGルールブック 怪異事典 転生トラックより一部抜粋

 いや、そうはならんやろ。これ一つでなんでもありなのが分かったと思います。他にはこっくりさんだったりショゴス(テケリ・リ!)だったり色んな怪異(ごく一部神話生物)が盛りだくさん。なんならシナリオのための怪異を作ってもいい。これらが確かにいる世界でプレイヤーはこの世界の住人であるキャラクター(共鳴者)を作成し、ロールプレイを行うことになる。

 共鳴者はウェブで無料公開されているキャラクターシートを使用して作成を行います。年齢、職業、外見的特徴など様々な事項を決定することができますが、キャラ作成においてゲーム的に重要なことを挙げるならば能力値パラメータ共鳴感情技能の4つが挙げられます。

 能力値は共鳴者の身体的、社会的能力を示し、身体器用精神五感知力魅力社会の5つの能力に対して能力ポイント25点を自分で振り分けることができます(能力値は最低値1、最大値6)。6つ目の能力値として運勢が存在し、これは6面ダイスを1つ振って出た値が採用されます。エモクロアTRPGのキャラクターシートではこの能力値と共鳴感情をランダムに決めることができ、ここで共鳴者の方向性が決まる可能性もあります。
 余談ですがTRPG全般で用いられる用語として〇D〇(〇内は数字)というものがあり、6ダイス1つ振ることを1D6というようにダイスの数とダイスを振る回数で〇の内容が変化します。

 パラメータは共鳴者の体力と精神の強さを表し、HPMPの2種類が存在します。HPは身体に+10した値が、MPは精神と知力の値を合計した値が採用されます。HPは共鳴者が身体にダメージを負うなどの事象が起きた場合に減り、〈*手当て〉〈医術〉などの技能を使用して成功することで回復します。MPは共鳴者が魔術やアーティファクトを使用するなどの要因で減少し、時間経過などのディーラー(エモクロアTRPGにおけるキーパー。DL)の判断で回復が行われます。

 共鳴感情は共鳴者がどのような感情と共鳴しやすいのかというものを表すものであり、ルーツの3つを組み合わせることで共鳴者のアイデンティティを決定します。表は外面に出ている感情や自分自身で認識できている感情を表し、裏は内面に隠れた感情や自分自身では認識できていない感情を表し、ルーツは自分自身を形成する元となった感情、最も根源的な感情を表します。
 共鳴感情はルールブックの共鳴感情一覧の中から3つ選択し、表、裏、ルーツに振り分けます。表に置くならこれという具合に元からある共鳴者のイメージから選んでもOKです。
 共鳴感情には感情属性というカテゴリが存在し、その中にある感情を選択します。その時の表記は[選択した感情(感情属性)]となります。例:感情属性「関係」にある友情を選択する場合、[友情(関係)]と表記します。

 技能は共鳴者のどんなことができるか、何に秀でているかという資質を表すものです。合計30点ある技能ポイントを好きな技能に振り分けて取得することができます(技能ポイントは持ち越しできないので基本的には使い切り推奨)。基本的に技能ごとに技能レベルが1~3まであり、1レベル取得で1点、2レベル取得で5点、3レベル取得で15点使用します(元から1レベルある技能を2レベルで取得するとしても5点使用します)。
 技能には通常の技能の他に特殊な技能が3種類存在し、ベース技能EX技能〈∞共鳴〉技能がそれにあたります。
 ベース技能は〈*手当て〉のように*がついているものが該当します。これは共鳴者が最初からポイント消費なしで取得している技能であり、技能レベルは1固定です。
 EX技能は〈★霊感〉のように★がついているものが該当します。通常の技能よりも効果が強力なため取得には倍の技能ポイントを使用する(レベル1なら2、レベル2なら10、レベル3なら30点を消費する)。参考までに〈★霊感〉の説明をば。

〈★霊感〉
判定値:【😶 精神 or 🎲 運勢】+技能レベル
霊的な存在や、超自然的な力を察知する「EX技能」。《怪異》の気配や痕跡などに気づくことができるため、本ゲームでは非常に強力な技能だ。
結果に応じて察知できる情報量には差がある。シングル(通常成功)の場合はなんとなく存在を感知できる程度だが、ダブル(効果的成功)ならば目の前にいる《怪異》の姿をハッキリと認識できるだろう。
――エモクロアTRPGルールブック 技能一覧 〈★霊感〉より抜粋

 そしてエモクロアTRPGの最大の特徴と言えばやはり〈∞共鳴〉(∞含めてきょうめいと読む)技能ですね。共鳴者が最初から1レベル取得している技能であり、判定には〈∞共鳴〉技能におけるレベルの値を使用します。〈∞共鳴〉のレベルは1の状態で始まりますが、怪異の影響を受けやすいというような設定を付与するのであれば技能ポイントを消費して上げることができます。
 〈∞共鳴〉技能は能動的に使うことはありませんが共鳴判定に使用します。共鳴判定は共鳴者が怪異に近づいたまたは怪異に歪められた感情に触れた際に発生します。

共鳴判定(強度5/上昇1)∞共鳴感情:[憧憬(理想)]

のような書式で表され、10面ダイスを1回振って(1D10)強度の値を下回る値を出せば成功となります。共鳴判定に成功すると〈∞共鳴〉技能のレベルが上昇の値分上昇します。今回の場合5以下の値が出れば成功で、成功すれば〈∞共鳴〉技能のレベルは1上昇します。
 ∞共鳴感情の欄は怪異に関連する共鳴感情を表し、今回の場合[情景(理想)]がそれにあたります。共鳴者の共鳴感情に一致する感情または感情属性があった場合、感情マッチングが発生します。感情マッチングには2種類あり、共鳴者の共鳴感情の中に完全に一致するものがあった場合に振るダイスの数を2倍して振るか、共鳴者の共鳴感情(ルーツ)に一致する感情属性があった場合に振るダイスを+1して振るものがあります。2種類の感情マッチングどちらも発生した場合、影響の強いものが採用されます。
 〈∞共鳴〉技能のレベルは怪異による浸食度を表し、レベルが9を超えると人としての限界値を超えたことになり、共鳴者は【逸脱】します。【逸脱】した共鳴者がどうなるかは怪異によって異なりますが、【逸脱】した共鳴者はプレイヤーの手を離れNPC化します。セッション終了時に【逸脱】したままの共鳴者が居た場合、その共鳴者はキャラクターロストします。
 セッション終了時に共鳴者の〈∞共鳴〉レベルは初期値にリセットされます。これはキャラクターを継続する場合、別の怪異との共鳴が描かれるためです。

 以上がエモクロアTRPGの大まかな特徴です。詳しくはウェブで無料公開されているルールブックに書かれてるので気になる方はそちらをチェックしてみてください。個人的な感想としては感情と怪異に着目した世界観を上手くルールに落とし込んでるなぁと感じました。
 このエモクロアTRPG、なんとすべてのツール含めて無料で始めることができます。ここが一番の推しポイント! なんならスマホ1台あるだけで遊べる! 余裕で6000円超えるルールブックがある中で全部無料で始められるのはユーザー的にはめちゃくちゃありがたい! なので「TRPG始めたいけどルールブックとか高いしな...」って方にはめちゃくちゃオススメできるし「TRPGやってみたことないけどやってみようかな」って方には入門編としてこのエモクロアTRPGを遊んでTRPGの楽しさに触れてみてほしい。

 ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。割と時間かけて書いたので文章構成が書く時のテンションによって異なると思います、それについては本当に申し訳ないです。身内に布教するために文章書きましたがこんなクソ長いの読むんか...? まぁ、そこは布教する為に頑張りたいと思います。あとエモクロアTRPGを見つけるきっかけとなった推しに感謝。




画像出典:いらすとや TRPGをしている人たちのイラスト(https://www.irasutoya.com/2016/06/trpg.html)



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