【2024年版】英検1級の勉強法と対策-最短2ヶ月での合格- おすすめ参考書についても徹底解説
どうも、kanです!
今回は、英検1級の勉強法と対策について、自身の経験を合わせながらお話していこうと思います!
それでは始めていきましょう!
1.英検1級について
1.1英検1級とは
英検1級は、英検の試験において最終目標となる級です。
日本英語検定協会によると、英検1級の合格者は広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる、世界で活躍できるレベルの英語力を有している人材と言えるそうです。
合格後は、入試優遇、単位認定、海外留学、通訳案内士(ガイド)試験の外国語(英語)の筆記試験が免除されるなど、広範囲にその資格の効果を発揮できます。
1.2 他の試験との比較
出典:文部科学省
上の表は、文部科学省が作成した各英語試験のレベルを図でまとめたものです。
これによれば、英検1級合格者の実力はTOEFLibtでは95~120のスコアを、IELTSでは7.0~8.0を取得する人と同じ程度と言えます。
また、多くの方に馴染みのあるTOEIC L&Rについては、950点前後のスコアを取得している人と並ぶと言えます。
(L&R990点満点+S&W400点満点×2.5の合計点が、表で言う1990点に該当します。)
なお、CEFRスコアではC1に割り振られます。
他の試験との比較
①TOEFL ibt 95~120
②IELTS 7.0~8.0
③TOEIC L&R 950前後
④CEFRスコア C1
1.3 英検1級の科目と配点・合格点
英検1級では、1次試験でリーディング・リスニング・ライティングを受験し、これに合格した方が2次試験でスピーキングの試験を受験します。
1次試験は筆記試験(100分)とリスニング試験(35分)で構成されており、筆記試験で設定された100分の間に、リーディングとライティングを解かなければなりません。
1.3.1細かい試験内容
リーディング :語彙問題25問・長文の語句空所補充6問・長文の内容一致10問
ライティング :英作文1題。指定されたトピックについて英作文を書く。
リスニング :会話の内容一致10問・文の内容一致10問・real-life形式の内容一致5問・インタビューの内容一致2問
スピーキング: 5つのトピックから1つを選び、それについて2分間スピーチ。その後、面接官とディスカッション。
細かい試験内容について、上記のようにざっとまとめてみました。
英検1級の問題数は、そんなに多くはありません。
その代わり、一問一問をしっかりと解いていく必要があるため、多くの問題を解くTOEICのようなテストとは学習アプローチが異なってきます。
また、4技能全てで点数を取らなければならない部分も、TOEICとは大きく異なります。
1.3.2配点・合格点
英検1級では技能ごとにスコアが均等に配分されており、1技能あたり850点で合計で3400満点になります。
1次試験では3技能の合計2550点満点中、2028点を取得すると合格になり、2次試験ではスピーキングのスコアが850満点中602点を超えたら合格になります。
合計点としては、3400満点中、2630点を超えたら合格で、得点率としては77%程になります。
2.英検1級の特徴
2.1語彙問題がとてつもなく難しい
英検1級の語彙問題はとても難しいです!
英検1級の最大の特徴と言えるでしょう。
しかもリーディングの問題数が合計で41問なのですが、そのうちの25問を語彙問題が占めるのです。
この語彙問題を突破できるかどうかが、英検1級合格への大きなポイントとなります。
また、この語彙問題を突破するために覚えなければならない単語も非常に多く、TOEICで900点を超えるような方でも、新たに約2000語を覚える必要があります。
2.2 4技能で満遍なく得点しなければ合格できない
英検1級に合格するためには、4技能で満遍なく得点できることが求められます。
まず、英検1級では技能ごとに得点が均等に配分されています。
1技能の得点能力が突出していても、あまりメリットにはなりません。
加えて、1次試験の得点の多寡に関わらず、2次試験のスピーキングで一定水準以上の点数を取得できなければ、不合格になってしまいます。
1つの技能を突出させるのではなく、4技能を等しく合格水準レベルにまで引き上げることが必要なのです!
2.3 スピーキングの2分間スピーチが鬼門
英検1級のスピーキングでは、与えられた5つのトピックから1つを選び、それについて2分間のスピーチを行うのですが、これが本当に大変です!
というのも、このスピーチはほぼ即興でやらなければならないからです。
5つのトピックを見る
↓
トピックの選択と内容の思案を1分間で行う
↓
2分間のスピーチ
上記のように、トピックを選んでから話す内容を考えるまでの時間が1分間しかありません。
また、トピックの内容も厄介なものが多いです。
「先進国は発展途上国に経済的支援をすべきか」という質問や「死刑制度は廃止すべきか」といった社会性の高い質問が用意されているのです。
2.4 2次試験に落ちても次の試験では1次試験が免除される
英検1級では、2次試験に落ちても次の試験で再受験する場合、1次試験の受験が免除されます。
従って、2次試験に失敗したとしても、再受験の機会までじっくりとスピーキング能力を磨くことができます。
3.私の受験経験
3.1どんな勉強をしていたのか
英検1級の学習では、単語学習を重点的に行っていました。
それに加えて、演習として過去問を解いたり、ライティング対策では本番に使えるネタを集めていました。
他にも、2次試験対策ではスピーキング力をつけるためにオンライン英会話をやっていました。
3.2.1使っていた教材
①でる順パス単
単語学習では、旺文社の「でる順パス単」を使用していました。
題名通り、英単語が頻出度別に分けられているため、効率的に英単語を覚えられます。
また、英単語と熟語が計2400語収録されているため、ボリュームの面でも申し分ないです。
②英検1級過去6回全問題集
演習では、この「英検1級過去6回全問題集」を使用していました。
解き終わった後は、この問題集を繰り返し解いていました。
また、リスニング対策として過去問をひたすらシャドーイングしていました。
③最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇
ライティングの勉強では「最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇」を使用して勉強していました。
この問題集は、英検1級のライティングで頻出のカテゴリー(教育・科学技術など)ごとに、答案のボディセンテンスに使えるコンテンツブロックがまとめられています。
解答にそのまま使えるものばかりなので、これをそのまま覚えてしまえば、本番でアイデア出しに困らなくなります。
また、ここに書かれているコンテンツブロックは、スピーキングのスピーチでのアイデア出しにも活用できました。
④英検1級 面接大特訓
スピーキング対策では、「英検1級 面接大特訓」を使用していました。
この教材を通して、スピーキング試験の流れや頻出のトピック、本番に使い回せるネタやテンプレートを押さえていました。
3.3合格までの流れと当時の得点
2019年8月 勉強開始(当時の英語力:TOEIC870点(2019年10月受験))
↓
2019年10月 1次試験合格
↓
2019年11月 2次試験不合格
↓
2019年12月 オンライン英会話開始
↓
2020年3月 再受験 2次試験合格
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