not toの正しい使い方|「〜しないように」とは使えないのか?|英文法学習

Be careful not to make mistake. ミスしないように気をつけて。
や、
Take care not to catch a cold.     風邪を引かないように気をつけて。
など「〜しないように」を表現するために「not to」を使う機会ってよくありますよね。

しかし、この「not to」はいつでも思った通りに使えるわけではないんです。
使い方を間違えると、意図した意味とは全然違う意味に取られてしまいます。

そこで、今回はnot toの正しい使い方を紹介していきます。

1. not to の文法的位置づけ

まずnot toの「to」は、to不定詞の「to」であることは大丈夫でしょうか?
to不定詞であるので、toの次に来るのは絶対に動詞です。

そして、このto不定詞の用法が何であるのかによって「not to」が使えるかどうかが決まります。



1.1 名詞的用法の場合

名詞的用法としてtoが利用されている場合、「not to」は問題なく使えます。

例文としては、
Remember not to eat too much.  食べすぎないことを忘れないように。

この場合、not toはrememberの目的語になっている名詞用法の否定不定詞句となっています。

1.2形容詞的用法の場合

形容詞的用法としてtoが利用されている場合も「not to」は問題なく使えます。

例文としては、
There are many things not to change.   変わるべきでないものがたくさんある。

例文の訳から分かるように、形容詞的用法のnot toはshouldのような「〜すべき」というニュアンスが入ります

ですので、使用する場合はこうした変化には留意しましょう。

また変化させずに「変わらないものがたくさんある」と表現したい時は

There are many things that not change.

と関係代名詞を使って表現しましょう。

1.3副詞的用法の場合

副詞的用法としてtoが利用されている場合は「not to」の使い方には注意が必要です。

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