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てんどん記

いろんな人間がいるよね~、いろんな常識があっていいよね~ってデカい器の中で織りなされるコントの数々に癒されました。

男性ブランコの単独は「栗鼠のセンチメンタル」(2021/2/20)を配信で見た以来です。

1.旅
腹筋の旅。なじませて~

2.ひよこ
ほりょっとしてるよなぁ

3.水族記

一番好きです!なんせロマンチックなので!
飼育員さんのドジっ子感が愛しかった~~オチも好き!

4.先生と世界の話
たしカニ~✌と沁身~がツボでした!!
識字にハンデのある先生。

5.サラリーマン 
「サーさんの差支えはずいぶん丸いんだね」
サーさんの喋り方がドラえもんみたいで笑っちゃう。
腐ったジンジャーエールというパワーワード。

6.よふかし
寝ずに動いて~~!!
散歩(ちりぽ)の語感が良すぎて私も使いた!

7.易者
距離感間違えがちな易者。
易者の愛嬌がものすごい、、愛でてしまった。平井さんの独特な顔立ちが易者感マシマシにしてくれるよね、、。
関心の外と内。

8.ふと思った
照明と演技の感じがすごく好きでした。
コントのクライマックス!!

以下、私が認識したてんどん記の世界観です。

「てんどん記」というのは、”天丼”、”天気”、”天動”の三つの意味がかかったタイトルなのかな~と考えました。

さらにこのコントは、塔の中と外の二つに分断された世界の、祝祭の日とその前日で展開されます。
塔の中の「晴れの国◯」とその外側にある「曇りの国◎」です。
祝祭の日(魂鎮の日)はどちらの国も共通の”てんどんさん”にまつわる祭日ですが、晴れの国では「海老天でシバきにくる怖い人」、曇りの国では「子供たちにプレゼントをくれる優しい人」のようです。

”天丼”が大好きな女性(みかさん)が、この宇宙を”天動”説になぞらえて、二つの"天気"に分けて設計してみた、、、
そんな世界で起きたおもしろおかしくロマンチックなコント集だと思いました!

◎曇りの国(塔の外)
1.旅
3.水族記
5.サラリーマン
7.易者(みかさん待ち)→8てんどんさん

◯晴れの国(塔の中)
2.ひよこ
4.先生と世界の話(世界の始まりの考察についた論文をなくす)
6.よふかし(4の論文を拾って読んでる?、世界の始まりの話)
8.ふと思った(みかさん待ち)→7のお兄さんをてんどんさんと勘違い

フィナーレ~みかさんと易者~

クリスマスイブとクリスマスに単独をすると知ったときは、「攻めてるな~~嵐のツアーか?!」と思ったのですが、この日程すらコントの設定の一つなんて、、、、😲

また、”世界の終わりと始まり”に関しては「栗鼠のセンチメンタル」でも言及したコントがあって、そちらの世界観もと~~~っても素敵でした!

男性ブランコのメルヘンでユーモアにあふれたヘンテコな言葉たちと、一転、胸がギュっとするような緊張感のあるシーンへの切り替えが、大好きです。

さて、ここまでは「考察記」を聞く前の感想です。ここから下は、聞いてからの感想を書こうと思います!

まず、お笑い用語の「天丼(同じボケを繰り返す)」を知りませんでした!
「ちりぽ」「銭授受」など、前半のコントで使われてた言葉が後半に出てきたのはそういうことか~と納得しました。

また、ミミズが世界の始まりであるというダーウィンの話や、進化論との繋がりなども驚きました。

あと「みかさん」が「神、御神」から来ているってこと、、、これも気づかなかった~~!
私は、塔の外に住んでいる不思議な力を持つお姉さんかと思っていましたが、神様か、、いや神様だよなぁ、、

はじめはシンプルな天丼だったけど、そのあとから天気記号や塔の発想が加わったとのこと。すごい、、なのに最後はここまでまとまるんだ!


お笑いなのか演劇なのか、、
ここまで深読みしていいのか悪いのか分かりませんが、すごく満たされました。嫌な人が一人も出てこないし、穏やかな空気が流れる良い時間でした。

「互いの違いを認め合って、人は進化していくんや」
これ、本当に素敵なセリフ!
全人類がこのコントを見てくれたら、みんながもっと生きやすくなるのにな~~~。

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