台風と仕事とインフラと

大きな台風が関東・東海地方を直撃し、さらに東北で大きな被害を出している
近畿は風雨はそれなりにきつく、警報発令もされたが、大きな影響はなかった模様。
鉄道も在来線は通常通り動いていたところが多そう。

「台風でも、電車が止まっても、開店。仕事」というツイートも見た。他方、休業した店舗も多く、「臨時休業」と「通常営業」が両方トレンドに入ったりしていた。
台風だろうが何だろうが、インフラを担う企業などは休んでいられない。でも、「それ以外は休め」というツイートも多く見かけた。

例えば、鉄道関係、医療・福祉関係、TV局…休んでいられない。職員もたくさん出勤しただろう。
だが、いくら非常時とは言え、台風が来ようが電車が止まろうが、人は飲まず食わずではいられない。じっとしていればともかく、常時以上に忙しく動き回っていれば猶更。となれば、食料確保・飲料確保しなくてはいけない。そのためには、コンビニくらいは空いていてくれないと困る。コンビニが開いていても、商品がなければ困る。職員は「自宅から持ち込み」できるかもしれないが、入院患者は?食事を作るには材料がいる。
となれば、コンビニの商品やら食事の材料等を配送しなくてはいけない。
配送するためには、例えば弁当を作る工場、パンを作る工場は休めない。弁当・パンを作るにも材料がいる。それを入手するためには…
と考えていくと、インフラに関わる企業は多いだろう。
そのどれか一つでも休んでしまうと、影響が出る。

一見、「インフラには関係のない仕事」に見えても、もしかしたらどこかでつながっているのかもしれない。休めないのかもしれない。
ただ、問題視されるべきところは、従業員に「有無を言わせずに出勤を命じる」ところだろう。
平時のうちから、緊急時はどうするのか、電車が動いていないときはどうするのか、従業員の出勤欠勤はどう扱うのか、最低、何人いれば仕事は回るのか、ならば、誰と誰を出勤させるのか、等々、想定しておくのも大事だろうと思う。

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