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#cakesnotefes 2日目レポ

2018年6月30日(土)@Loft9 shibuya cakes note フェスのレポートです!

noteのイベント行ってみたいし、ゆうこすも来るんだ!と即行で申し込み、とても楽しみにしていたイベントでした。

私がきけたトークは、
「誰を幸せにするデザイン?」
 - ハヤカワ五味さん(@hayakawagomi)&こばかなさん(@kobaka7
「人をひきつける文章を書くには」
 -はあちゅうさん(@ha_chu)&ゆうこす(@yukos_kawaii
の2つ。あと「リアルやれたかも委員会」もちょっとだけ!

4名ともSNSでフォローしているので知ってましたが、トークイベントに参加するのは初めて。行ってよかったですし、なんて良イベントなんだ!という気持ちです。ご飯も美味しかった。

以下、聞いたトークの内容のまとめと感想をつらつらと書いていきます。


・・・


誰を幸せにするデザイン?

- スピーカー
ハヤカワ五味さん・こばかなさん
- アジェンダ
①デザインの目的とは
②「誰のため」は必要か
③パーソナライズ
④まとめ

▼二人にとってデザインの目的とは?

デザインは「課題解決のための手段」。
美しい画面をつくるためではなく、より良い体験や世界を実現するための手段としてデザインが必要。
あくまでも課題解決の手段の一つだから、肝心なのは課題やビジョン。やっていることが正しいかどうかは、そもそもの課題が明確に定まっていないと判断できない。
ただ、自分で課題を見つけることは難しく、センスも必要かも。
デッサンをしているときの感覚は、サービス設計と似ている。
デッサンは描く対象物の要素を分解し、「らしさ」を定義しているものを観察して見極め、描き、理想(対象物)となにが異なるのかを探して修正し続ける一連の行為。
たった1本の線やハイライトを加えるだけで急にそのものらしくなる瞬間がある。あらゆる要素から自分らしさ、ブランドらしさを定義するもの(ブレてはいけないもの)を見極めることが重要。
当事者が感じる課題を見つけにいく力が「観察力」

▼誰のためって必要?

必要。「誰のため」がないと、作ったものの良し悪しが判断できない。
多くの人が「誰かを幸せにしたい」と思ってデザインしているはず。みんな幸せのカタチは違うからこそ、「誰のため」を意識する。

▼パーソナライズ

世の中で「よくわからないけど流行ってるもの」は、そもそも自分がターゲットじゃない説。わからなくても、意図があってキャンペーンがうたれてることを理解できると面白い。
情報は爆発的に増えていて、選ぶことが困難だったり、無駄に時間がかかるように。そんな世界だから、パーソナライズが価値になる。
Netflixのように、自分にあったものを検索するのではなくレコメンドしてもらうと楽。自分にあったものを選ぶ、楽しむのが今の幸せなのかも。

▼まとめ・これから

日本全体で同じ流行が生まれる時代から、コミュニティごとの流行が同時多発する時代に
どのコミュニティの情報を信じるのか、選ぶ能力が重要。情報が偏って井の中の蛙にならないよう、複数に属するのもあり。

「当事者が感じる課題を見つけにいく力が観察力」という言葉がすごく印象的でした。素晴らしいデザインをする人は、作る・描くことよりも観る力が洗練されていくのだと思います。

それは、「対象の課題」に対してもそうだし、「自分に対して」も同じ。自分にあったものを選ぶ時代だからこそ、「自分の中でブレてはいけないもの」をしっかり見極められる力が強く求められるのかなと。

そして、自分にはわからないことも理解しようとすることで、対象への観察力も磨かれていくのかもしれません。どちらにも偏らない、でも「客観的」というわけでもない。とにかく観て、分解して、理解する力がこれからのデザインを支えていくのだと思いました。

美大出身のお二人が「デザインは課題解決の手段」と言っていたのがとても心強かったです。きっとこれから先、お二人の後輩たちからも素敵なサービスやプロダクトが生み出されていくんだろうなあと、これからのデザイン業界にわくわくしています。


人をひきつける文章を書くには

- スピーカー
はあちゅうさん・ゆうこす

人は、日々取り入れいる情報に無意識に影響を受けている。本やブログを書いたり、日々SNSで発信していると、考え方や言っていることが「あの人と被った」と思うことが多い。
そこで、使う言葉や表現によって個性がでる。自分のフォロワーに伝えるための、キャッチーな言葉を選ぶ力が大事。

▼ゆうこすの文章の書き方

文章を書くときに参考にするのは、広告。
インプットをするときによくみるのはTumbler。文章を書いているとどうしてもかしこまってしまって、「自分らしさ」が無くなってしまう。Tumblrはエモい・サブカル・ポエマーな文章が多くて、自分の気持ちを正直に表す文章の参考になる。
文章を書くときに1番気をつけてるのはデザイン。公開する前に余白や漢字とひらがなのバランスは必ずチェックしている。
インスタのハウツー系は情報が少なくて、本もインフルエンサーが書いているわけではない。自分が書いたらもっとリアルなことが書けるのに、と思っていたときにIGTVが出て、これだ!と思ってnoteを始めた。
まだ誰も始めてないことはブルーオーシャンの領域!

▼人をひきつける文章を書くために

実践した人の生の体験が挟まることで話が広がり面白くなる。そういう面白い体験を、分析して適切な言葉で文章にできる人が「人をひきつける文章」を書ける。まだ誰もやっていないことを実践して発信するって大変だけど、ゆうこすはそれができている。
この時代だからこそ、いろんなとこに行っていろんな人と話す行動力と分析力を持つことでコンテンツを生み出せる。さらに、成功も失敗も正直に書くことで愛されるコンテンツになる。
自分が人生のなかで面白い経験をしてることに気がついてない人、恥ずかしがって隠す人がとても多い。失敗の体験も、その瞬間では無意味なものだとしても、分析して再構築し、ユーモラスに書けば糧に絶対なる!失敗も晒すことで誰かにリサイクルしてもらえる。

かちっとしたアジェンダはなく、はあちゅうさんとゆうこすの会話でトークが進んでいったのですが、とにかくはあちゅうさんのインタビュアー力が半端じゃなかった!

はあちゅうさん自身「ゆうこすのネトスト」と言っちゃうくらい大好きらしいです。
そんな大好きなゆうこすを分析しつくして語るだけじゃなく、ゆうこすの文章力を怒涛の質問でさらに引き出す。最終的には「人をひきつける文章を書くには」というテーマに沿って今の「体験を語る文章が愛される」傾向を実体験をもとに示し、その具体像としてゆうこすに帰ってくるという、圧倒的な編集力。

あまりにも感動してしまい、これまではあちゅうさんのリアルイベントに行ったことがなかったことを後悔するレベルでした。すごかったー!

私はゆうこすのフォロワーなので真っ先に実践・分析をして良い記事をかくゆうこすの凄さを知ってはいましたが、こうしてしっかり体系化してもらうことで「なぜゆうこすの文章は人をひきつけるのか」を理解することができた気がします。

また、二人のトークを聞いていて、今回のテーマは「人生をポジティブにより良く生きるには」にも見えました。

面白い体験を積極的にして、失敗しても成功しても言葉で表現する。人生に「書く」という行為を追加するだけで、失敗もポジティブに変換することができるようになるのかと思うと、文章を書くって本当に素敵なことだと思います。


まとめ

初めてこういったイベントに参加して、初めてイベントレポートを書きました。

noteのコミュニティの「表現すること」へのリスペクトが溢れたとても魅力的なイベントでした。話す人、聞く人、運営する人、みんなが幸せになれる、素敵な空間だったと思います。

また次の開催を楽しみにしています!


ちなみにこの日、トーク中はとにかくスマホでメモを取り、トークが終わった瞬間にTwitterで文字数が許す限りで良かった言葉を抜粋してTweetしてました。

#cakesnotefes のタグが盛り上がってたこともあって、超一般人の私にしては投稿直後からたくさんの人にいいねをいただけました。私、「自分で体験してすぐに発信する」ってことを、もしかして実践できていたのでは…!?

このちょっとした気づきを大切にしながら、これからも頑張っていこうと思います。


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最後のプログラム「心のベストテン」公開収録、Twitterでの実況を眺めているととても興味深い内容だったようで、聞けなかったのがとても悔しい…詳細なレポートがあがるのが楽しみ!

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