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マウンティング3.0時代

http://bunshun.jp/articles/-/7303

剛力彩芽さんとZOZO TOWNの前澤さん

そして

石原さとみさんとSHOW ROOM 前田祐二さんの熱愛報道を受けて思った。


「ついに来た」と。

マウンティング3.0 時代の幕開けである。


「私の彼氏、外コンなの!」「私の彼氏、BMWに乗ってるの!」

このような彼氏の所有する車の車種や彼氏のスペックでマウントをとる時代は終焉を迎えようとしているのではないだろうか。

一方で、

「彼氏はどんなサービスを作っているのか」「それが社会にどんな価値を与えているのか」「そのサービスのバリューはいくらか」

つまり「彼氏の先見の明」をマウント材料にする女子が増えてくるのではないだろうか。


マウンティングを知らない人はこの辺りの記事をどうぞ。

https://woman.excite.co.jp/article/love/rid_Grapps_119102/

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■マウンティング1.0時代

マウンティングの軸は、時代背景と密接に結びついている。

バブルの時代、不動産、株や証券といった資産の価値をみんなが盲信していた時代は【彼氏の持ち家や車、資産でマウンティング】するマウンティング1.0時代だった。

彼氏がどんないい車に乗って迎えに来てくれるか、どこに土地を持っているかを自慢しあい、結婚相手を選ぶ軸もおそらくここにあったと考えられる。

■マウンティング2.0時代

時代が流れバブルが崩壊した。不況の始まりだ。

資産の価値は減少し、頼れるものはなくなった。「変化の少ない、安定している企業に就職することが正義」という考え方が蔓延し、自分の能力を証明するための学歴や、いざという時のための人脈や職歴が重視される時代になった。

自ずと、女性のマウントをとる対象も移行する。

【彼氏の学歴や職でマウンティング】するマウンティング2.0時代だ。

では、マウンティング3.0 時代とは何だろうか?

現代の様子を考察しつつ考えを記していきたい。


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■ 自分の車を持つかの如く、独自のサービスを持つ時代がくる。

これは、私の家の近所に住んでいる、とあるIT起業家の言葉だ。

確かにそうなのかもしれない。昨年インターンをしていた時、渋谷の某九龍城と呼ばれる場所にいたのだが、高校生でも大学生でもがんがん自分のサービスを作って登記している現状を目の当たりにした。

起業に対するハードルは以前と比べ、圧倒的に下がっているらしい。

「世の中の課題と解決策」を考えついた者から順に、世界を少しだけより良くしようと自身のサービスを作っていく。それは、自己表現にも、人生で残した業績の証明にもなるのだろう。


■ 追い風になる「副業解禁」

上記にプラスして、もう一つ大切な社会の動きがある。それは「副業解禁」だ。

副業解禁に関する情報はこの記事を読んでほしい。https://www.randstad.co.jp/careerhub/work/20180215.html

副業は解禁され、これからますます、自分の力で稼げる人が増えてくるだろう。「起業」とまではいかずとも、「自分の趣味の延長線上でサービスを作ってみたら収益化できた」といった事例は数多く存在し、それが非常に高く評価される時代が今だ。

もしかすると「学歴」よりよっぽど「自分の能力の証明」に役に立つのかもしれない。

■ 結論

家も車も、シェアで足りる時代。

学歴がなくとも、成果物で評価される時代。

誰しもが、ITの力で世界と繋がり、自身の思いを形にすることができる(サービスを作ることで自己表現ができる)時代が到来し、

その表現に魅了される人間が大量発生する。

そして、恋愛市場における「サービスを作って運用できる人間」の価値が爆上がりする。

バブルの時代、お金の価値を若者たちが信じた時代は【彼氏の持ち家や車でマウンティング】するマウンティング1.0時代だった。

バブルが弾け、「学歴や就職先の会社の規模」等の世間の絶対評価に女性が重きをおいた時代は、【彼氏の学歴や職でマウンティング】するマウンティング2.0時代だった。

それでは現代はどうなのだろうか?

社会には情報が溢れ、多様な選択肢のもと様々な生き方が可能になりこれまでのパラダイムが崩れかけている。「起業家」だけではない。「プロブロガー」や「YOU TUBER 」も台頭しており、コンテンツが履歴書がわりになる時代へ突入した。

自身の生き方に若者たちが疑問を持つ様になった時代は、【彼氏の作ったコンテンツでマウンティング】する、

つまり、マウンティング3.0時代ではないのだろうか?

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あと3年もすると、女子会ではこんな会話が聞けるようになるかもしれない。

「 A美カレ、資金調達どれくらいになりそう?」

「ん〜○○億くらいかなぁ?シリーズBだし!」

「ってかさ、C子のとこ、IPO狙ってるらしいよ!」

「きゃ〜👏」

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今回、立て続けにおこった「女優×IT系社長」の熱愛報道は、序論だ。彼女たちは、整ったビジュアルや有り余るお金や学歴が、世界を変える興奮を与えてくれないのだと悟ったのかもしれない。

そして、物凄いスピードで変わっていく世界に若干の恐怖と興奮を覚えて、その世界に真っ向から対峙していく立場の人間に惹かれたのかもしれない。

あくまで仮説だが。


アドマンは時代の先を考えることも仕事なので、このような記事を作成してみた。


【注意書き】

①女性の社会進出が進んでいくと、男女ともに、結婚相手に求める条件が同じになる日が来るかもしれない。だが、今回は、直近、女性のマインドが変わらず世間の流れのみが変化したと仮定し、記事を作成しているので悪しからず…

②決して自分ゴトではないです。よろしくお願いします。


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