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【#51】「GIVE & TAKE」を読んだら今の自分にぶっ刺さった

ちょっとした臨時収入があったので、前から気になっていた本を購入しました。その本のタイトルは「GIVE & TAKE」です。

世の中には「ギバー」「マッチャー」「テイカー」の3種類がいて、「ギバー」こそが成功するんだよ〜という内容だというのは読む前からなんとなく知っていました。勝間和代さんの本に書いてあった”ギブの5乗”のように、与える人の方が得をするんだよという内容なのかと思っていました。

読み進めていくと確かにそうで、具体的な事例を挙げながら、ギバーがいかに得をするのかと、逆にテイカーがいかに損をするかという内容が続いていました。テイカーという自分の利益しか考えていない人のエピソードを読んでいると、「テイカーの人は絶対に避けなあかんな」と思います。

っっっっっっっっっが、気づいてしまったのです。
あれ、俺って、テイカーじゃね?

思えば33年間自分のことを中心に生きてきた

そもそも僕は、末っ子長男姉3人と言う、ドラマのタイトルのような兄弟構成で生まれました。長女とは10歳離れていまして、小さいころはそれはもう甘やかされて育てられました。自分で何もしなくても事が進んでいくので、楽やわ〜と思いながら生きていました。わがままに、自分の楽しさだけを追求して生きていました。

家での生活は楽しかったのですが、幼稚園や小学校など、同学年の人と過ごす時間は、全然楽しくありませんでした。自己中なので、周りの人の気持ちが分からなかったのです。ゲームをしたいと言って友人の家に行き、自分のやりたいゲームをやって帰る日々でした。負けず嫌いなので、勝つまで止めないのでいつしか遊んでくれる友達は減っていました。小学校高学年〜高校生まで、ほとんど友達はいませんでした><

唯一仲良くなれたのは、誰とでも仲良くなれる子です。自分から話しかけたり話題を提供したりしてくれて、盛り上げてくれて、楽しませてくれます。これまさにギバーがやっていることなんですよね。そういう輪の中心になるような子についていく自分は、キョロ充(周りをキョロキョロみて合わせる自分がない存在)でした。実は社会人になっても同じことをしていて、自分で色んな人と仲良くなるのではなく、コミュ力の高い人について行って自分を紹介してもらうことしかありません。

休みの日は自分の食べたい店や旅行先を見つけて、友達を巻き込みます。自分が満足できればいいので、他の人の満足感は低いことも多いです。なので、誘っても断られる事が多くなり、いつの間にか痛いキャラ扱いになっています。悪い人ではないんだけど、つまらないとか、会話が途切れて気まずいとか言われます。思い返すと他人を楽しませられたことがほぼありません。楽しかった飲み会は全て”楽しませてもらった”ものです。

う〜ん、なので年上や社長からは気に入られる性格なので、そんなに困ることはなかったのですが、今後自分が年上とか上司になっていくにつれて生き辛くなっていくことは間違いないです。そのことはわかっていたんだけど、自分の何が悪いのかがいまいちピンときていませんでした。だけど、「GIVE & TAKE」を読んではっきりとわかりました。自分のテイカー体質が悪いのです!

ギバーになる訓練をせねば

自分の中で、全くギバー要素がないかというとそういう訳ではなく、仕事の時は結構ギブしていました。給料以上の働きはしようと思いますし、自分の知っている知識は惜しげもなく共有します。どちらかというと損をする性格だったので、ついつい他人に利用されるところもありました。

プライベートでは人に嫌われがちですが、仕事中は結構うまく関係を保てています。自分としては、お金をもらっているんだからしっかりせねばという意識があって、資本が絡めばギバーになれるようです。幸福の資本論という本の中で、資本を友情に換金すれば人間関係を買えるということは学んだので、寂しくてもお金があれば紛らわすことはできるだろうなぁと思っていました。もう自分には友情を育む能力がないのだからしょうがないよなぁ、と思っていましたし、恋愛も無理だなぁと諦めていました。

ですが、資本が絡まなくてもギバーになる事ができれば、状況は改善されそうです!

資本を絡まないギバーになる方法は明確で、ズバリボランティアをすれば良いです。今までボランティアをやる動機が良くわからなくて、正直自己満だったりカッコつけだったり出会い目的だったりと、嫌な印象しかありませんでした。それがここにきて自分の弱点を克服してくれる最高の趣味(?)になりました。なんか、こういう解決策が明確になった時点で、めっちゃハッピーになるんですよね^^

ちょうど年末で来年の目標を考えるタイミングだったので、これはもうボランティアの回数を目標にするしかないっしょ!という感じです。調べてみると結構やっていて、できれば無償の方がいいので(お金もらっても意味がないので)、無償のボランティをやろうと思います。目標の数字はいつも100回にするのですが、1年で100回はできない気がするので、月に1回は行くという目標設定でいきたいと思います。

ブログもギブじゃん!

自分の性格の悩みだけではなく、「GIVE & TAKE」はブログの悩みも解決してくれました。noteを1年間続けてきて、100記事までの折り返し地点に来た訳なのですが、「どうすれば有料(に値する)記事を書けるのか?」がわかりませんでした。前提として、無料でよく読まれる記事を量産して、そのどれもを遥かに凌駕する記事を書くから有料になる訳です。そもそも無料でよく読まれる記事が書けないと、一生有料記事なんで書けません。自分のプライバシーを有料で売るか〜なんて考えていましたが、ギバーになる事が解決の糸口になる事がわかりました。

そもそも無料ブログで見返りをもらっていない状態は、ギブの状態です。僕はアフィリエイトやアドセンス広告などがつかないブログを「意味がない」と思っていたのですが、ギブをしていると考えるとめちゃくちゃ意味があります。ボランティアと対を成す、最強のギバー養成作業です。こちとら少しでも早くギバーの精神を身につけたいので、無料ブログは打って付けです。

RPGでコツコツ経験値をつける作業が結構好きで、ちまちま稼ぐ感じがたまらないのですが、ブログは同じようにギブ力をコツコツ身につける事ができます。「どうすれば役に立つだろう?」「こんなことに困っている人はいないかな?」と考えるのは、なんだか偽善者みたいだし、邦画のような(偽善的)つまらなさがあるし、教師のような説教くささがあり受け付けられませんでした。ですが、「ギバー」になるためという利己的な動機であれば、人の役に立ち、困った人を助ける記事を書く事ができそうです(多分・・・)。

僕は今フリーランスエンジニアで、鬱が直ってきて少しずつ人生を楽しめるようになってきた、33歳の男です。そんな僕が何をギブできるのかを考え、来年はもう少し魅力的なnoteを運用していきたいと思いました。次回の記事で1年間反を省し、来年に繋げようと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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