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マミーというウッドベース弾き

どうも。
Kabaddiです。
9月ももう佳境ですね。
十五夜を超えて、秋が深まってくるんでしょうか。
今夜はいつも横にいる男の話です。

マミーというウッドベース弾き

CAROLAN'Sのウッドベース、マミー。
(正式名称「マルコス・マミー・キャロラン」)

もはや彼との付き合いは8年くらいになりました。
当初出会った時は全く別のバンドで全く別の音楽ジャンルを演奏していました。

彼はオールディーズロックンロール、
こちらはガレージパンク。

なんとなくロックっぽいっていうブッカーの考えによりライブハウスで一緒になりました。

マミーのバンドは曲も良かったしバンド自体も良かったし、何よりベースラインが良かったなぁということが強く頭に残っていました。

その後。

ガレージパンクをやっていた自分のバンドが休止することになり、新しいバンドが組みたい!と思ったのでツテを辿ってマミーに連絡を取ってスタジオに呼び出しました。

待ち合わせの時間になって、えらい大荷物を抱えた男が「お疲れ様です!」と近づいてきたのです。

そう、オールディーズロックンロールを演奏するマミーはいわゆるふつうのエレキベースを弾いていたのに知らないうちにウッドベースに転向し、こちらがエレキベースだと思ってオファーしたこともつゆ知らず、スタジオにウッドベースで現れたわけです。

正直、心の中で頭を抱えました。
(今考えると器用なことをしている)

「ウッドベースに合うギターフレーズってどんなのだ?ロカビリー?カントリー?弾けないけどそんなの…」
「そもそもリズムとかどうなるんだ?」

浮かぶ疑問を一つ一つ打ち消しながら機材をセッティングして、とりあえずざっくりセッションを…

驚きました。
自分の中のステレオタイプなウッドベースの印象が全く変わるほどファンキーな音が鳴り響いたんです。

「これは絶対に面白い」

直感がそう叫んでいました。

その場でバンドやるからやらない?と声をかけ、即座に快諾してくれました。

ちなみに後日聞いたところによると、
「あのオファーの時にエレキベースでやってくれと言われていたら参加してなかった」
とのことでした。

直感はいつだって正しいんです。


それから日々は流れて、バンドの体制が変わり、メンバー2人体制で活動をしていますが、マミーのウッドベーシストとしてのアイデア力にはいつも驚かせられます。

9/28に発売開始する3rdシングル"alcohol"に収録されている3曲は全て、持っていった原型をマミーに最高の形に仕上げてもらった曲だと思ってます。

マミーのアイデア力と、サポートドラマーLusicaの柔軟な理解力によって、自分たちにしか鳴らせない音楽がここに確かにあるっていうことを証明できる作品になったと思っています。

バンドにおけるリリースはいつだってターニングポイント。
今回は信じるということが怖くなくなった、素直に信頼を音楽に乗せ切った、そんな感じです。

もしかしたら言葉では伝わらないかもしれません。
そんな時はライブに来てください。

お待ちしてます。

それでは今日はこの辺で。

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