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【中国語学習/徹底版1】理論的な発音 母音編

金融日記では最近、中国語の習得にスポットライトが当たっている。

かくいう心(Xin)も中国に住んでいた経歴があり、中国語ゼロの状態から、現地の人との交流で中国語検定準2級習得までこぎつけたことがある。

今回から中国語学習を早くするための「裏技」をお伝えしていきたい。

・中国語で一番大事なものは四声だ

中国語は日本語話者にとっては難しい言語だ。

日本語は50音に対して、中国語のピンイン表は・・・

上の図を拡大するにはこちら

それに加えて、文法の違いと四声がある。

この時点でピンイン表が一番大変そうに見えるだろうが、実は一番大変なのは「四声」である。

これは出てくる単語1つ1つを覚えなくてはいけないし、第2声が2つ続いたら後ろの単語を3声にするなどいった複雑なルールが存在する。さらには4つどころか、追加の「軽声」ってのが来てイライラ。しかし、最悪なことにこの四声は裏技がないので覚えるしかない。

悪いことは言わない。まずは四声をちゃんと学び、それから今後出てくる単語の4声を徹底的に覚えること。

これから逃げてなぁなぁにすると、中検準2級以上は難しくなってしまう、誰かさんのように(泣)

CHECK: 四声だけは裏技がない

・発音は実は簡単なのである

ピンイン表自体は非常に数があるが、基本はローマ字と同じで「母音」と「子音」の組み合わせだ。

 20種類の子音と6種類の母音と2種の「ん」の組み合わせになっており、母音は複数の母音の組み合わせになっている。一部例外以外は続けて発音するだけなので、20種の子音と6種の母音発音、2種の「ん」の発音仕方を覚え、あとは例外的な母音の組み合わせだけを覚えれば、ピンイン表はマスターできる。

 CHECK: ピンイン=子音/母音/んの組み合わせ

下の音声は恥ずかしながら私が発音した母音6種だ。よろしければこちらの音声データを聴いてから下に目を通してほしい。

<1>母音の話、Üってなんやねん。

中国の母音は6種類。「aiueo(あいうえお)」に加えて、Üが存在する。この「Ü」は口笛に近い音で「風がぴゅーぴゅー」と発音した時の「ゅー」の部分である。

練習としては口笛を吹きながら、徐々「う」に近づけて、ぎりぎり「う」に聞こえるようになったらそれがあなたの「Ü」となる。

CHECK: 「ピューピュー」の「ュー」にあたる、口笛のような音が「Ü」だ。

<2>本当は全く違う「e」と「え」

さて、第6の母音「Ü」について、これで6種の母音は終わりと思いきや、根本的に「e」と「え」が違うことをお伝えしなくてはいけない。

「e」は「あいまい母音」といいまして、母音としてはかなり控えめな発音をします。乱暴な言い方をすると、テキトーに発音すればいいです 笑

真面目に発音するならこう発音してみてください。

1・女の子のあえぎ声を真似して「んっ・・・」って発音して下しさい。

2・喘ぎ声を発した喉奥の部位で「う」と発音してください。

これが「e」の正体です。

「e」は前についた子音を強調する役割が強いので、「e」が付いている子音は強めに発音するとよりよいでしょう。

CHECK: 「e」は喘ぎ声。子音を強く発音し、「e」を曖昧に発音すればいい。

<3>本当は違う「aiuo」と「あいうお」

ぶっちゃけここからは蛇足。

とりあえず、それなりに意思疎通ができればいい、という人は

あとの「あいうお」は日本語と同じ、

で、終了してしまって構いません。







 さて、しっかり覚えたい人に向けて。

 基本的には日本語の「あいうお」と同じと思っていてもさほど問題はない。しかし厳密に言うと微妙に異なっているので余力がある人は目を通してほしい。

一旦日本語の「aiueo」=「あいうえお」は捨て去ろう。

中国語の「aiueo」は日本語の「あいうえお」に少し似ているが、日本語の「aiueo」とは少し変わった役割を与えらている。それぞれに与えられた役割を把握することで、今後のピンインが理解しやする。

CHECK: 「aiuo」は日本語のそれとは少し違う役割を与えられている。

「a」は口を大きく開けて声を出すという記号です。ほとんどは「あ」として発音しますが、たまに「え」に近い発音をします。

例えば「天/Tian」はティエンに近しい発音をします。

「i」は口をほぼ閉じ、歯を食いしばり、横に開くという記号です。ほとんどは「い」ですが、日本人には「う」に聞こえるときもあります。

例えば、「吃(Chi)」はツーともチーとも聞こえる発音になります。

「u」はキスをするような口をして発音するという記号です。「う」として発音するで問題ないです。

ただ、日本語の「う」は弱くなることがあるので、唇がしっかりとキスの形になるように注意してください。「おはようございます」の「す」はほとんどキスの形になっておらず「s」の子音しか発音してないですよね?中国語だとこれは「う」に聞こえないので注意です。

「o」は「a」と「u」の間の発音をするという記号だ。日本語の「お」と同じと考えて大丈夫。

以上で母音は終了!。次は2種の「ん」と濁音!

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