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今を生きろ。〜「Japan's Got Talent」 CJDAのダンスを見て〜

「生きる上で大切なことってなんだろう。」

そんな思いが、いつも頭の片隅にある。

成功を掴む。楽しいことをする。夢を持つ。友達と遊ぶ。嫌なことでも我慢する。美味しいものを食べる。朝早く起きる。映画やドラマを見る。本を読む。犬を飼う。家庭を持つ。温かいお風呂に入る。欲しいものを買うために貯金する。英語の勉強をする。いっぱい寝る。運動を楽しむ。感動して泣く。

その場その時において選択しなければいけないことを、正しく見極めることが得意になればなるほど、自分がなくなっていくような気がする。

周りの目を気にするあまり、自分自身に注目することが少なくなっていく。

「出過ぎた杭は打たれる。」

他人と自分を比べる物差しは歳を追うごとに精度が上がっていくのに、過去の自分と今の自分を比べる物差しは埃をかぶっている。

「Why are you trying so hard to fit in when you were bone to stand out?」
-  目立つために生まれた君が、なぜそんなに馴染もうとしているんだい?  -

映画  ロイヤルセブンティーン

僕の大好きな言葉だ。

目立つことが大好きだった学生時代の僕の面影は、実際に社会を見るたびに薄れていく。

きっとみんな不安なんだ。

こんなふうに生きていて良いのか。生活に困りたくないのであれば我慢しないと。

自分の才能の限界を早々と決定し、その枠組みから外れようとする“やりたいこと”は、どうせ無理だと諦めてしまう。

こんな風に生きることって、きっと簡単だ。

やりたいことに全力を注ぎ、周りの目なんか気にせず努力することのほうが何倍も難しい。

内なる思いにモヤをかける色眼鏡なら外したほうが良い。

見えにくい景色に、必死に目を凝らすことでしか見えない何かがある。

心電図では、一直線になると心停止を意味する。

正常な心臓は、全身に血液を送るためにギザギザの電気信号を発しながら僕らを生かしている。

まっすぐそれなりの人生を歩む道と、失敗と成功の振れ幅が大きく予測なんてできない道。

どちらを選ぶのかはそれぞれだが、
「下手くそな生き方でしか描けない自分が見てみたい。」
なんて思ったりする。

そっちの方が意外と魅力的なのかもしれない。

結局、自分の人生の振り返りなんて死ぬ時にしかできない。

その振り返りを明日しなければいけないかもしれない。

この世界に安心の明日なんて存在しない。

今を必死に生きることでしか、手に入れたい未来は近づかない。

心臓が震えるくらいの努力を、感動を、幸せを、苦しさを、一つ一つを噛み締めながら生きていきたい。

こんな気持ちになったのは、「Japan's Got Talent」という番組に出演していた、CJDAというダンスグループのステージを見たからだ。

10歳から18歳のメンバーで構成されている彼らが見せた踊りは、今を生きているというメッセージをひしひしと感じさせた。

技術があることはもちろんだと思うが、それを超える純粋な好きが踊りの中に見えた。

こんなにも感動するダンスを見たのは、人生で初めてかもしれない。

心の底から、出会えて良かったと思った。


CJDAのみなさんから頂いた感動を、僕の生きる力に変えたいと素直に思えました。

ありがとうございます。これからも応援しています。

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