10年前

そうだった。

10年前だった。フランキーヴァリの来日。

フォーシーズンズの映画が完成するとか、そんな話が出ていた頃。彼の来日の日程が2013年の年末から、2014年の1月18日に延期になった。

日にちを、なぜ覚えているかというと、しばらくメールアドレスに118という数字を入れていたから。

この日のことを忘れたくなかったから。

そして、その2014年の1月18日。
わたしはフランキーヴァリのコンサートを観に日比谷公会堂へ行った。

そして、大瀧さんが座るはずだったという席を遠くから眺めた。生で観たかったと思う。観にこられていたのかもしれないとも思う。
音楽好きに戻れたという記事。もう一回読もうと思う。


わたし達の世代(1979年生まれ)は、リアルタイムではっぴいえんどを知る世代ではない。ただ、その間を埋めるというか、精神を引き継いでそのはっぴいえんどが求めた音楽を受け継いだバンドがいたから、たどって知ることができた。

虚無感。声を荒げないロック。
メッセージ性とかあるようでない。

"しあわせ"とは日常に溢れている。戦争なんてまっぴらだ。みんなひとりさ。そのひとりから始まるんだ。

そんな事を教えてもらった気がする。

今、聴いても同じ事を思うのだろうか。
改めて、大滝詠一さんの歌を聴いてみたいと思う。

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