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【考察まとめ】僕なりのTIF2022参戦記②

この一生に一度の季節を駆けろ。

地下アイドルオタクのかべのおくです。


2022年8/6,7に、お台場・フジテレビ周辺で行われたTIF2022に参加しました。前回はライブ編をあげました。

本当は1つにしようと思ったのですが、あまりにも長くなってしまったので2つに分けました。どうか、両方読んでください(懇願)。


今回はTIF全体を通しての所感のまとめとなります。TIFはとにかく移動時間と入場規制との戦いであることは全アイドルオタクが知るところでしょう。その知見の共有の意味も兼ねて、今年のTIFで気づいたこと、そして感じた課題感について述べます。

はじめに言っておきますが、僕はTIFを全く悪く思っていません。多くのアイドルやオタクにとっての目標、ターニングポイントとなる舞台だからです。今後のアイドル市場の発展のためにも欠かせないものと考えています。あくまでも「TIFがもっとみんな楽しめるようなイベントになって欲しい」という思いで、ここからの文章を綴ることを約束します。


①新設ステージの出来具合は?

今年度の新設ステージはDREAM STAGEとENJOY STADIUMでした。この2つはどのようなステージだったのでしょうか?

DREAM STAGEは中規模ステージで、まねきケチャやFRUITS ZIPPERなど、メインステージに登るグループでもライブが出来るくらいは観客が収容できる広さでした。しかし少しステージが低く、遠くからは見づらい印象を受けました。

一方のENJOY STADIUMは小規模で、横幅はO-WESTと同じくらいの広さでした。しかし、客側からステージに向かって若干の傾斜がついているので後ろからもステージがよく見えます。奥行きもあるので振りコピ勢もニッコリでした。

個人的には、小ぢんまりとはするもののコンパクトなENJOY STADIUMの方が好みでした。アイドル総選挙にエントリーしているアイドルが多かったので、熱いライブが多かったことも影響しているのかも知れません。

夢を見られるのはDREAM、コアに楽しむならENJOYとでも言うべきでしょうか。「名は体をあらわす」というわけです。


②入場規制、どうだった?

冒頭でも述べましたが、TIFといえば入場規制との戦いです。昨年はDOLL FACTORYとSKY STAGEが特に大変だった印象です。今年は、かなり改善されていましたが、課題もありました。


SKY STAGEは、エレベーターこそは人数制限があったものの、入場規制はほとんど無かった印象です。去年はエレベーターにすら到達出来なかった身からすれば、「あの苦労はなんだったんだ?」と拍子抜けするくらいでした。

あえて良くなかった点を挙げるとすれば、前後のブロック移動ができなかったことです。目当てのグループまでは後ろで見ていて「さて、そろそろ…」みたいな事はできませんでした。おかげで最前ブロックにはとにかく推しを前で見たいオタクがすし詰め状態でした。


DOLL FACTORYについても、かなり入りやすくなっていた印象です。人気のグループ前には入場規制に引っかかったこともありましたが、それでもほとんど困ることはありませんでした。

しかし分かりにくかったのは、前方の椅子席への導線です。立ち見エリアと椅子エリアは柵で区切られていました。ライブが終わるごとに上手側の柵が開いて椅子エリアに入れるようになるシステムでしたが、とにかく分かりにくかったです。また、一度椅子エリアに入ると、立ち見エリアに戻れず、目当てのグループが出るまでオタクは溜まる一方でした。

ただし、SKYやDOLLの使いにくさは初見殺しではあるものの慣れてしまえばそんな問題ではなかった印象です。目当てのグループをちゃんと絞って早めに現場に向かえば、楽々クリアできたでしょう。


③最大公約数を取ることの難しさ

ここからだんだんブラックな内容になってきます。TIF開催期間中に少し話題になったのは、地上アイドルオタクの悲痛な叫びです。

なんでこんなことになったかというと、去年発行されていたプライオリティチケットがなくなり、早く来たもん勝ちの状態だったことが一つの要因です。このおかげで、チケットを取っていさえすれば誰しもが天空アイドルを眺められるチャンスを得ました。しかしその戦いに破れると、一日中並んだあげく会場に入れすらしないという事態が発生したのでした。

ただ僕個人としては、会場に入れなかったオタクに同情したり、可哀想だとはあまり思えません。地上アイドルを推していれば、遅かれ早かれそういう苦労が強いられるものですし、それで他界するならその程度だったということになるからです。それに、減った人数と同じくらい来年もオタクは供給されるわけで、多少不幸になったオタクがいてもTIFはノーダメージと言えます。

ただ、同じアイドルオタクとして、出来ることならみんなが楽しめるTIFであって欲しいというのは当然の願いです。そもそも地下アイドルオタクだけが楽しいだけでは、TIFの運営は資金的に成り立たないからです。やはり、椅子を置いたZepp Diversityでは地上アイドルの収容は難しいと言えるのでしょう。来年は規制が緩和されて、もっとパンパンのHOT STAGEがみたいところです。


ちなみに僕は3日目の朝イチ、FES☆TIVEのステージのみHOT STAGEに入らなくてはいけませんでした。入場列は8:30から形成されていましたが、同じ時間帯にはHKT48がいるのでおそらくそのオタクが沢山来ることが予想されました。

僕が並んだのは10:00頃からで、10:30にTシャツ限定ステージ(HKT、まねきケチャ)が終わったあとに退場数を見つつ入場する形でした。それでもどうにか10:45~のFES☆TIVEには1曲目が始まったくらいのタイミングで2階席の最前に滑り込み、ほぼフルで楽しめました。おそらくラジオ体操や他会場を見ていたオタクは間に合わなかったと予想されます。

このように、地下オタクでもちゃんと狙い定めて行けば目当てのグループは見れるようになっていたと思います。去年はプライオリティチケットが取れなければそもそも入場する権利すらなかったので、オタク全体として幸福の総量は増えたのではないかと思います。しかし、来年も同じ運営システム、人数制限で行くとなるとHOT STAGEはかなり警戒する必要があるでしょう。


④アイドル総選挙、どうだった?

従来行われている「メインステージ争奪戦」に加えて、今年は「アイドル総選挙」なる賞レースも行われていました。メイン争奪はフレッシュなグループがエントリーするのに対して、総選挙は規模感の異なるアイドル達による異種格闘技のように感じられました。

予備投票の結果はAppare!、ナナランド、#ババババンビの順でした。並び順は置いておくとして、上位10組結果は人気・知名度的にも納得なのではないでしょうか(個人的にえのぐの4位だけが驚きでした)。

じゃあ、ある意味出来レースのような結果しか出ない賞レースに意味はないのか?というと僕はそんなことは無いと思います。賞レースの影響でアイドル達に自信が生まれたり、オタクとアイドル・オタク同士の結束が高まったりするからです。

たとえば、3日目のナナランドのステージを見た時には、メンバー全員に予備投票2位の自信と、適度なプレッシャーが漂っているように見えました。これがパフォーマンス向上、ライブの盛り上がりにつながったのなら、やらないよりは意味があったのではないでしょうか(実際、素晴らしいパフォーマンスでした)。


そして、本選挙で優勝したのは#ババババンビでしたね。

僕はこの結果自体はとても気持ちのいい幕切れだと思います。バンビは、去年のTIF2021は1日目のHOT STAGEと2日目のSMILE GARDENのステージが天候不良で中止となり、天運に恵まれなかったグループです。オタクとメンバーの頑張りの結果ではありますが、TIFが1年越しでバンビに花を持たせてあげた結果となったように思います。

地下アイドル業界では26時のマスカレイドが解散を発表しており、「ポストニジマス」はどのグループになるのかが気になっている人も多いと思います。その意味で、バンビは頭一つ抜けた状態になった態勢になったと言えるでしょう。


最後になりますが、TIFにアイドルが出たから、そこにオタクが行ったからといって何かが急激に変わるわけではありません。重要になるのはそこからの行動によると思います。

TIFで深まった絆をもとに、今まで以上にライブに通うも、新しく見つけたアイドルを追いかけるのでも構いません。僕もそろそろ、TIF2022で得たものを胸に、日々のオタ活に戻りたいと思います。


おわりに

まとめます。

@JAMは、もっと計画的にレポを書きます。

以上です。

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