近い将来の日本の姿(7)

券売機が新しくなったことに文句を言うおじいさん

ある地下鉄の駅でICカードにチャージしようと券売機に並んだ。
そこは3台あるのだが、2台が点検中で使用中止になっていたので、
1台に並ぶしかない。ラッシュの時間帯でもなく、自分自身は
急いでもいないので、特に気にすることもなく待っていた。
前に並んでいたおじいさんの順番になった。
切符を買うのか、チャージをするのか、いずれにせよそんなに
時間はかからないはずだが、何度も「ピーピーピー!」という
音が聞こえる。これはICカードが返却された時の音だ。

どうやら、このおじいさん何度もやり直しをしているようだ。

それとなく背中越しに見てみると、カード入れて、しばらく画面を
ながめて、取り消しのボタンを押している。
カードが戻り、「チッ!」と舌打ちをして、またカードを入れる。
こちらも若干イライラしてきたので、「あの~、チャージされる
のですか??」と聞いてみた。
すると、振り返りこちらを睨みつけながら、「そうだ」と一言。
なんで、こちらが睨まれなければいけないのか、かなり嫌な気分に
なったが、チャージの仕方を教えて、おじいさんは改札へ向かった。
さて、このおじいさんは何故立ち往生していたのかというと、券売機
が新しくなっていたから、勝手がわからなかったようだ。
それまでの券売機は、カードを入れると、チャージか切符を選択する
わかりやすい画面になったが、新しい券売機は、トップ画面にすでに
「チャージ」のボタンがあり、それを押さないと、カードを入れても
変化がおこらないのだ。「チャージ」のボタン(タッチするスペース)
もかなり大きいので、まぁ普通は気が付くと思うのですが、そうも
いかないという事例です。
で、改札に向かったおじいさんは、窓口にいた駅員さんにいきなり
「券売機、新しくしただろう!」と怒鳴りつけた。
駅員さんは事態が呑み込めず「はい、新しくなりました…」と返して
いました。「何で新しくしたんだよ!」とイライラが収まらないおじいさん。
駅員さんも返す言葉が見つからない様子。
おつりが出てこない、とかではなく「新しくしただろう!」って、
どこの何にお詫びをすれば良いのかわかりません。
パソコンとか携帯電話とか、常に進化する商品って、常に新しく
なったことを怒られているのでしょうかね。
何ともモヤモヤが残る1コマでした。

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ジバコ

昭和の東京の風景と当時の世相風俗に興味があります。 1960年代生まれとして、昭和のカルチャーを後世に伝えたいと思っています。 仕事:キャラクターマーケティングコンサルタント

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高齢者がますます増えていきます。街で見かけた高齢者の1コマをつづります。
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