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【S-003】「知れば楽しい!今から間に合う‘昭和の東京’の楽しみ方」(定点比較「渋谷ヒカリエ」の場所)

私は1969年生まれ。昭和という時代を3分の1くらい生きてきました。
大学生になった頃、時代は平成へ。
そして令和になりました。
東京は常にどこかで工事があり、日に日に風景が変わっていきます。
そして変わってしまった風景は、元に戻ることはありません。
そこで、今からでも間に合う昭和の雰囲気の楽しみ方を綴り、
一人でも多くの方に昭和の魅力を知って頂きたいと思います。

定点比較 「渋谷ヒカリエ」の場所     

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2003年7月5日撮影。閉館直後の東急文化会館

渋谷にお勤めの方、とても多いと思います。
そして皆さん感じていると思います。
「いつまで工事しているの~」と。
そうです、ここ数年の渋谷駅界隈は、ずっと工事中で、昨日まで
の通路が今日は通ることが出来なかったり、気を抜くと永遠に
外に出ることが出来ないのではないか、と思う地下道に恐怖を
覚えた方もいらっしゃるのでないでしょうか。
私もたまに渋谷に行くと、自分の記憶の渋谷はなく、急に未来に
来たような感覚になります。…これは少し大袈裟ですかね。
まぁ、いずれ完成、完結するはずなので、それを楽しみに待つ
ことにしましょう。
でも、実は私、こういう時が楽しくて仕方がありません。
何故か?日に日に街の風景が変わるからです。
私は「東京風景貯金」(http://tokyo-f-chokin.blog.jp/)という
写真ブログをやっておりますが、日々変わる東京の風景を
追いかけることは本当に楽しいです。
今日撮った写真を数年後に見返すと、何らかの変化があり、
必ずや驚くはず。その驚きこそが「風景貯金」の利息です…。
これが「東京風景貯金」のコンセプトです。
ご興味ある方は、ブログの方も是非ご覧ください。

東京の歴史、渋谷の歴史、写真を撮りながらの街歩き(散歩)等に興味のある方にお勧めします!!今は地下化してしまいましたが、それまでの東急東横線の渋谷駅は、昭和の東京を語る上で欠かせない存在です。今は見ることの出来ない旧東横線渋谷駅の写真も後半に掲載しています。

さて、今回のお題は渋谷のヒカリエ周辺です。

渋谷ヒカリエは2012年にオープンしましたが、同じ場所には
2003年まで東急文化会館がありました。
東急文化会館は、1956年(昭和31年)12月に開館。2003年
に閉館となりました。実に47年間親しまれた建物でした。

かつては、すぐ前が都電のターミナルだったので、渋谷駅から
は歩道橋的に専用の通路が設けられました。
上の最初の写真で、銀座線のすぐ横に見える長方形のグレー
の屋根がその通路です。ヒカリエにも同様の通路がありますが、
銀座線とは間を空けた離れた場所に移動しています。

銀座線の位置を基準として、この後の写真を見て頂くと、工事の
変遷が分かります。

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この3枚は、2003年7月5日撮影。駅からの通路が確認出来ます。

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2003年7月5日撮影。上の写真からやや渋谷駅方面に。
東急東横線の‘かまぼこ屋根’のホームが見えます。
バスやタクシーが止まっているところに、かつては都電が止まっていました。

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2003年7月5日撮影。写真奥は明治通りの広尾方面。

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2005年4月13日撮影。東急文化会館の建物はすっかり
なくなっていますが、駅からの通路は、まだ確認出来ます。

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2005年4月13日撮影。
上にある2003年7月5日撮影の写真とほぼ同じ場所で撮ったものです。
この写真の中では、まだ変化は見られません。

そして、2012年ヒカリエがオープンします。

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2012年8月19日撮影。実は2005年以降、この辺の写真は撮っておりません…。

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2012年8月19日撮影。
銀座線にぴったりとくっついていた駅と文化会館の通路が
取り壊されているのが分かります。代わりに写真左にヒカリエとの
通路が出来ています。ただし、駅からすぐの部分は仮設のようです。
将来的には一直線になるのだろうと思います。

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2012年8月19日撮影。
駅からの通路が撤去され、塞がれているのがわかります。

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2012年8月19日撮影。
通路が撤去されて銀座線が直接見えるようになっていました。

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2012年8月19日撮影。
2013年3月の東京メトロ副都心線との相互乗り入れにより、役目を
終えることとなる東横線の地上ホーム。この時はまだ健在。
この‘かまぼこ型’の屋根とそのデザインは、この後の246号線にかかる通路
でのデザインに踏襲されますので、覚えておいてください!

ここから2012年8月19日に撮影した東急東横線の渋谷駅の地上
ホームの写真を4枚ほどお楽しみください。

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東急東横店東館閉館へ…。

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2013年3月29日撮影。東急東横店東館閉館を告げる広告看板。

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2013年3月29日撮影。窓にフィルム状のものを貼ったためか、何だが
透けています。

東横線渋谷駅地上ホーム閉鎖直後にユニクロ出現!

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2013年3月29日撮影。
3月16日のダイヤ改正で地下駅に替わった東横線の地上駅跡
ではユニクロが期間限定店舗をやっていました。非常に不思議な空間でした。

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時は過ぎて2016年1月。

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2016年1月7日撮影。東横線の地上ホームはすっかりなくなっています。
駅からヒカリエの通路も経路が変わっています。2012年8月の写真と比べると分かります。
また、後々の写真でわかりますが、銀座線の線路に屋根がかかっていきます。この時点ではまだありません。

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2016年1月7日撮影。
東急東横店東館もきれいになくなっています。

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2017年2月22日撮影。
東急東横店東館跡も絶賛工事中。

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2017年2月22日撮影。
東横線地上駅跡にビルが建ち始めました。

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2017年2月22日撮影。
ヒカリエの通路がまた少しカタチを変えた?
向かいに出来るビルと直接つながる感じでしょうかね。

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2017年2月22日撮影。

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2017年9月14日撮影。
ヒカリエ向かいのビルがだいぶ伸びてきて、写真に
おさまらない感じです。写真右下は通路の屋根です。

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2017年9月14日撮影。
246号の歩道橋の架け替え工事も行われています。

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2017年9月14日撮影。
写真左側はもはや空間無し。

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2017年12月19日撮影。
ヒカリエの向いのビルがドンドン出来ています。

【ここからは2019年10月25日更新分です】

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上記3枚は、2018年4月12日撮影です。
246号線を跨ぐ歩道橋も工事中です。銀座線の線路にまだ屋根はかかっていません。

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2019年1月10日撮影。246号を跨ぐ歩道橋の工事進捗具合が分かります。

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同じく2019年1月10日撮影。銀座線の線路の屋根が東急東横店に向かって延びています。

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同日撮影。別角度からの一枚。

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2019年3月27日撮影。ヒカリエに続く連絡通路からの一枚。

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同日撮影。これもヒカリエへの連絡通路からの一枚。渋谷ストリームが見える。

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2019年4月23日撮影。246号線を跨ぐ渋谷ストリームに続く通路。
旧東急東横線の渋谷駅ホームをイメージさせるデザインがされている。
このセンスは「素晴らしい!」の一言ですね。当時を知る人間からすれば
涙腺崩壊ものです。

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同じく4月23日撮影。銀座線の屋根がまたまた延びていることがわかります。

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2019年9月2日撮影。246号線を跨ぐ歩道橋。

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同日撮影。その歩道橋から撮影。写真奥が池尻方面。

今回の更新はここまでです。また時期が来ましたら写真を上げたいと思います。


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