ふとしたときに自分は客じゃないんだろうなと思ってしまうこの頃。あの頃は所詮おたくは消費者でしかないんだと思って消費者なりに色々考えたり行動したりしてみてたけど、最早消費者ですらない。完全に蚊帳の外に放り投げられた気分だから。そりゃその場にいないんだからその場での客でないのは明白なのだけど、やっぱりなんとなく、ここで天秤にかけて来ない選択をするやつはお呼びでない、って言われてる気がしてしまう。そういう意図じゃなくても、行く選択ができない上に配信でさえも感じることができない何がアニバーサリーなのか。だから今のところはコンサートなんてものは存在しない世界に生きるべくツイッターを見てないわけだけど、そうするとおたくというアイデンティティを失う程度には情報がなく時間も使わず、それでも案外普通に生活出来るんだなと思っているところ。もう私はおたくじゃないんだと思う。お茶の間ですらないかもしれない。でももしかしたらこれくらいの距離感でいいのかもと思ったりする。じゃにおたしてる以外の時間が忙しくなったとか充実したとかじゃないから結局だらだら時間が浪費されてるだけだけど。勝手に、とても勝手に、色んな立場の人がいることを汲んでくれると思っていて、でもそれは今まで私が許容されていた側だったから殊更そう感じていたんであって、だからこそ今回感じた疎外感が肥大してしまったというか。もしかしたらあの場で来る選択ができない人に言及していたかもしれないけれど、レポを積極的に見に行く人でなければそれを受け取ることもできず、受け取れたとしても第三者を介してるし、やっぱり有観客で配信はしたくない思想を優先したんだとしたらがっかりしてしまうなと、どうしても自分の思考がそっちに向いてしまって、考えるのも嫌で、だから見ないふりする努力をしている。DVDが出てもたぶん買わないし、グッズは全部手放したいし、ブログも雑誌も読みたくないし、当選名義以外の名義だけが見れるオンラインファンミとかあってもシラケる。だって行った人もそれ他名義で見るわけだからね、システムで線引できるものではないし。なんか、なんか早く終わってしまって感想も何も全部できって、ツアーが過去のものになる日が来てくれないかな。今まさに起きていることなのに早く忘れたい。でもこういうのたぶんずっと引っかかり続けるんだろうな。一度起きたことは、なかったことにはできない。ずっとどこかで燻って、いつかあれがきっかけだったと言ってしまう日がくる。どうかそれまでなるべく長くたくさん好きだと思える瞬間が多くあるように、今は祈るのみ。