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【鉄鋼株】23/5/12(金) 神戸製鋼 好決算株高! 今期は22%増益へ! 日本製鉄、JFEの株価はどうなる!?

みなさん、こんにちは! 今日は5月12日金曜日です。😃

今日が一番の決算のピークです。今週鉄鋼の3銘柄が決算を発表してきていて、決算の内容としては明暗が分かれてます。
JFE,神戸製鋼がよくて、日本製鉄が決算が弱かったですが、、、
3社目に決算を出してきた、神戸製鋼が良い決算を出してきたのでひとまずは、良い形で締めくくってくれた感があります!
では今日もマーケット含めてみていきますので、最後までぜひよろしくお願いします!

◆日本のマーケット

🔸日経平均 29,388.30 +261.58

日経平均は、29,388と年初来高値を更新で約1年半ぶりの高値となりました!

海外投資家の資金も日本に入ってきているので、相対的にアメリカとの投資環境の良さがあげられています。

◆アメリカの懸念としては今2つあります
・債務上限問題
・地方銀行の経営不安

とくに、債務上限問題は、ねじれ議会のために、ぎりぎりまで、どうなるかという不安視される状況…
あと地銀のパックウエストが預金残高が前週比で1割減少したことなどがあげられます

そういった中、日本はいまのところ不安材料がなく株高です😃

◆主体別売買状況

🔸海外勢 5月第1週目も買い
主体別売買状況といって、どういう投資家が売買しているか傾向を知ることができる毎週だされているデータです!
日本株売買の6割以上が外国人投資家なので、インパクトが大きいわけです

このように5月第1週目は2日しかなかったにも関わらず、買い越し!
これで、6週連続となりました!

◆要因
・自社株買いなど株主還元強化
・日銀が金融政策の修正に慎重なハト派的な姿勢

などによって、日本株に資金が入ってきている理由と考えられます!!

◆業種別

🔸鉄鋼は14位
今日は、値上がり率14位とのことで全体としては、+0.7%と小幅な上げとなりました。

JFEの決算であげて、日本製鉄の決算で下げたので、神戸製鋼の決算がよかったので、期待したいところでありますが。。。
3回目はそこまで反応せずのようでね
ただ、神戸製鋼の決算で嫌な流れをリセットしてくれたと思ってます!!


◆売買代金ランキング

🔸神戸製鋼13位

売買代金ランキングは、神戸製鋼が13位、日本製鉄は16位です

株探人気ランキングでは1位と人気あったんですが、今日は、-11円となり、買われるまではいかなかったということですね。。。

では、神戸製鋼は+11.96%あげているので、早速チャートをみていきましょう!

◆神戸製鋼 チャート

🔸5月12日 1142円 11.96%

このように、約12%あげてはいますが、うわ髭陰線というのが、陽線であればなというのがさらなる欲なんですが、、、

とりあえずは、神戸製鋼はずっと、3月までの上昇のあと、1000円を支えに動いていて、今回の決算で上抜けてきたので、一つレンジを突破できたのかなとおもいます😃

とのことで、今日大幅高になった神戸製鋼の決算をみていきましょう!

◆神戸製鋼の決算

🔸一転増益で上振れ着地

では、22年の見通しと、実績と、今期の見通し3つを経常利益でみていきましょう!

経常利益 
22年見通し 920億 
22年結果  1068億 上振れて着地
23年見通し 1300億 3期連続増収、増益

とのことで、神戸製鋼の決算は見事なトライwを決めてくれました!

◆当初は減益予想…

◆21年度は932億

とくに、21年が932億で、22年の見通しとしは920億で、下振れる予想でした。今回、そこをうわ抜き、そして、今期もさらに増益!!!

人間の心理なのでしょうがないんですが、想定していたのよりも良いか、悪いか、つまり、相対的に見て判断してしまいます!

なので1日前に出た日本製鉄がJFEの決算を受けて、期待されていたので、
減益、減配で下げましたが、単体で出した決算であれば、そこまで下げなかったのではないかと思っています

そして、神戸製鋼はその逆のパターンですね。減益見通しのところ、上振れ着地、今期も増益でした!

では、なんでこんなに業績の見通しがいいのかというところです

◆23年度見通し


🔸増益要因
1300億の増益の要因
・電力
・鉄鋼 数量、販売・原料価格です

まず、電力は、神戸製鋼は、発電した電力は、関西電力へ全量を供給していて、神戸発電所4号機の稼働により、電力単価は市況の影響で下回る予定だが、経常利益は燃料費調整の時期ずれで増益となる見通し!
これが、305億円です!!

そして、アルミ板・素形材・建設機械での販売数量の増加で265億円
それらの調達コスト上昇分の販売価格への転嫁で、+300億とのことです!!

日本製鉄は、在庫評価影響が大きく減益になりましたが、神戸製鋼は-240億円とのことで鉄鋼の数量、価格転嫁、電力が牽引する見通しとなっています

◆配当

🔸今期未定
気になる配当は、23年は40円です。
今期は、不透明な部分も多いことから2024年3月期の配当予想額を未定となっています

配当の予想になりますが、まず1株益が、183円から、253円に上ぶれました。そして配当性向をみれば、ざっくりとした金額がだせます!

◆配当性向

🔸配当性向の目安は、15%~25%とのこ

今回の1株益が253円なので、この配当性向で考えると38円~63円の間です
22年が40円なので、さすがに1株利益が増加しているので、よほどのことがない限り下がることが無いと思いますが、今の段階では、未定ですが、増配の気配もあるかもという含みをもたした状態ではないでしょうか

では、これらの決算を受けての日本製鉄、JFEの株価どうなったかみていきましょう!

◆日本製鉄チャート

🔸5月12日 2859円 -0.38%
日本製鉄は、-0.38%と小幅な下げとなりました。。。
今回の神戸製鋼の決算がそこまでプラスにはならなかったですね

唯一、期待がもてるのは、決算でつけた安値、2772円にむかう動きではなく、その後の2日間は2800円台前後で推移していることですね

もともと4月の末は、3000円を切ったら押し目買いが入っていたので、今回の決算で3000円を下回ったけども果たして、買いで入っていいのかという様子見ムードなのかなと思います

◆JFEチャート

🔸5月12日 1799円 +0.39%
そして、JFEは、+0.39%小幅高です

今回の決算で一番好感されたのが、JFEです。決算後は、年初来高値を更新して、日本製鉄の決算で下げても高値を維持しています!

JFEの特徴として、決算後は窓をあけて、上下どちらかに動きますね
2月のときは、高値付近から、おおきな窓をあけて、急落しましたし、
今回は、その逆の急騰です!

とりあえずは、年初来高値の株価水準をまだ維持しています😃

とのことで、鉄鋼の3銘柄の決算がでましたが、日本製鉄の減益、減配の流れが、今のところは、鉄鋼株全体でみたときに、今日の業種別の上昇をみているとまだ重荷になっているのかなとおもいます。。

とはいっても、次の決算が3け月後にやってきますし、JFEや神戸製鋼のように見通しが変わってくる場合もあります!

あとは、日本市場でみたときに海外勢の資金も入ってきているので安くなったところで買われるという期待もあるんではないでしょうか


では、つぎに木曜日にインフレ動向を表す指標として、CPIの上流にいるPPIが発表されているのでそれをみて、6月のFOMCでの利上げが本当に止まるかどうかの影響もあるのでみていきましょう!

◆経済指標

🔸PPI
総合 予想 2.4% 結果 2.3%
コア 予想 3.3% 結果 3.2%

どちらも予想より、0.1%下回る水準ですが、前回の数値からみれば総合は、0.4%、コアは0.2%下げています

ご承知のとおり、CPIは雇用統計と同じく注目されますが、PPIはそこまでは注目されないんですが、実はこのPPIが低下していかない限り、CPIは低下していかないんです
PPIは、生産者物価指数のことなので、製造業者の出荷時点の価格の動向を示した指数なんです

◆CPIとPPIの位置関係

🔸PPI 先行指標
 
物の流れというのは、生産物→卸売り業者→販売業者→消費者 へと流れていきます。
CPIは、この消費者が購入をする価格、つまり最終価格の動向を示した指数
つまり普段我々が購入している価格です

ということは、それより上流にいる、生産者から出荷される価格が低下していかないとCPIは下げていかないということになります

とりあえず、今回下げていたので、といっても微減ではありますが、
徐々にFRBの利上げの影響がでてきたのではとみています

◆次回FOMC

🔸6月14日
そして、FOMC終わったばかりですが、市場はもう先を見ています
次のCPIとFOMCは下記の日程です

6月のCPI 6月13日
6月のFOMC 6月14日

とのことで、もう1回、FOMC前にCPIがあるんです。このデータを見極めてということになります。

ただ、3月の金融不安が起こったときのFOMCの舞台裏として紹介されていましたが、FOMCの結果はいつもは、会合前の1週間にだいたい決まっているらしいんです。

なので、その1週前ということであれば、雇用統計が、6月2日にあります
そういった内容などをもとに決めてくるのではないでしょうか

あとは、FOMCのブラックアウト期間という、金融政策に関する発言を禁じるルールがあって、その期間が、FOMCの前々週の土曜日からになりますので、6月の3日になります。

とのことで、5月中はこれからFOMCメンバーからのまだまだ引締めが必要というタカ派発言が出てきて、金利上昇、株安といういつもの流れは、数回はあると思います😎

結果的には、経済指標ですし、一応5月ではパウエルさんは、利上げ停止を示唆しているのでよほどのことがない限り、今でてきているデータを考慮すれば、6月のFOMCは据え置く確率が極めて高そうです!

では、本日も最後までご覧くださりありがとうございました!
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◆本日の動画
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