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起立性調節障害だけどスキー教室には行きたい!

10月に起立性調節障害と診断され服薬を始め、一時は午前中の授業も受けられるようになった息子。
しかし、11月に合唱祭と部活の県大会が終わった後、再び、症状が悪化し、今度は過眠症の症状も出てきました。

起立性調節障害は簡単に治るものではないので、無理せず気長に治療をしていくしかないということでしたが、そうのんびりもしていられない理由がありました。

それは1月に行われる学年行事
二泊三日のスキー教室

イベント好きな息子は「絶対に参加する!」

しかし、この活動に参加するためには、1か月ほど前から行われる事前学習に7割以上参加し、活動の趣旨やスケジュールに関する筆記テストにも合格しなければならないということでした。

そのため、朝、息子が「頭痛い、無理」と言っても、
「そんなだと、スキー教室には行けないよ!」
と、脅し文句を言ったり、半ば無理矢理起こすことが増えてしまいました。

起立性調節障害の難しいところは、体の病気であると同時に、心の病気でもあるところ。
なので、何か強いモチベーションがあれば、何とか起き上がれてしまうこともあるのです。
そのため、頭では「無理は禁物」とわかっていても、つい「やればできるでしょう」と思ってしまう。

もちろん、どうにも起き上がれないこともありましたが、スキー教室行きたさで、何とか登校できる日も増えてきて、ぎりぎり事前学習と筆記テストにも合格することができました。

ただ、スクールカウンセラーの先生にそのことを伝えると、
「ええ!?参加するんですか。起立性調節障害なのに!?」
と驚かれてしまいました。

確かに、スキー教室の集合時間は6時半。家を6時ごろ出なければ間に合いません。
ということは、起床は5時台。
7時に起きることもできないのに、果たしてそんな時間に起きられるのか…。
正直、私も不安しかありませんでした。
当日キャンセルなら4万円以上の参加費もパーです。

スクールカウンセラーの先生曰く、以前も起立性調節障害でスキー教室に参加した子はいたけれど、そこでエネルギーを使いすぎて、帰ってきてから1か月動けなくなった(学校に登校できなかったという意味?)ということでした。

なので、「覚悟しといた方がいいですよ」と言われましたが、
息子自身は「絶対に参加したい」と言うし、私も宿泊行事は学校生活でも思い出に残るものだから、たとえ、その後、登校できなくなったとしても行ってほしいなと思いました。

果たして、スキー教室には行けるのか、たとえ行けてもその後、不登校になってしまうのか悶々と不安を抱えたまま冬休みになりました。

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