【ビザール・レプティルズ・ダイアリー】 #2
【ビザール・レプティルズ・ダイアリー】 #2
ムシュスーは、ゴットファーザーの依頼により、フジサンにあるという希少な植物を採取しに来ていた、何でもミルストーンが薬を作るのにそれが必要だと
ミルストーンは教会付近に住んでいるバイオニンジャだ、脱走バイオニンジャのうち数少ないサヴァイヴァー・ドージョーに所属していないニンジャだ。
サブジュゲイターが彼のもとに送り込まれたことがあったが、ゴットファーザーと彼によって集められた手練れのニンジャたちによるヨロシサンとの交渉によって、彼は定期的なデータを送ることの代わりに教会付近に生息することを許された。
ムシュスーは鉤爪を装着し、ロープとクナイでフジサンを登り、麓の樹海に到達した、指定された草はここにあるらしい、ここの謎めいた黒檀の森付近の草を取ってきてほしいとの依頼だ、ムシュスーはゴットファーザーとミルストーンから指定された袋一杯に草を詰めた。
ムシュスーはその黒檀を興味深そうに眺めたが、そのままにした。
ムシュスーが下山しようと・・・「イイイヤアアアアアアーッ!」カラテシャウトと岩が砕ける音が鳴った、その場所に向かって行くと、そこにはバタリングラムが岩を破壊していた、巨大な丸太で。
「ドーモ、ムシュスー=サン、バタリングラムです」 「ドーモ、バタリングラム=サン、ムシュスーです。なぜここに?」「私はゴットファーザーからこの場所にある大岩を破壊して持って来いと依頼されて来たのだよ、この場所にある黒い岩を」
ムシュスーはその岩を見ると石油めいた、暗闇めいた黒さだった、それには謎めいたエネルギーを感じた。
ムシュスーはその後依頼を受けたことを明かし、どうせ目的地は同じ教会に行くのだろうから、共に行こうか、旅は他人を誘うともっと楽しくなるとミヤモト・マサシも言っているとバタリングラムは誘い、ムシュスーも同意し、二人でフジサンを下っていく。
二人は鉤爪やクナイ、ロープを駆使しながら、もう片方は丸太を背負いながら山を下り、そして夜になると野営をした。
お互いが持ち込んだ食料を交換しつつもムシュスーはバタリングラムからZBRガムを断った、二人で暇つぶしのための会話をしようとした。
バタリングラムはZBRガムをキメながら自分から会話を振った。
「実はこないだ、アマクダリ・アクシスのニンジャと死神に依頼の遂行中に遭遇したが、向こうから撤退したり、逃げ切ったりでな、五体満足で依頼を達成することができたよ。」
「イヤーッ!」丸太をもって突進して壁を破る!「イヤーッ!」とその近くにいたニンジャは側転回避!「ドーモ、バタリングラムです。」「ドーモ、バタリングラム=サン、ファイアブランドです。チッ!、偽神父の所のイカレたテッポウダマ野郎が!こんな忙しい時ににてめえも来るとはな!」
「ドーモ、バタリングラム=サン、ニンジャスレイヤーです。オヌシも邪魔をするならば容赦はせぬぞ」地獄めいた声で死神はテッポウダマに言った。「ドーモ、バタリングラムです。ハッハー、ちょうどここが目的地への近道だったからだ、シツレイした、サラバだ!」
「とまあ、こんな感じでその場を離れて、無事に依頼を成功させたのだ、私は!」とバタリングラムは言い、ムシュスーはこいつよく生きていたな・・・という目で彼を見つめていた。
彼はしぶとさと悪運はヤバイ級の男である、全く持って。
二人はチョコとササ・スシを食べて、そしてムシュスーは模擬戦と、その後にスシ屋に行ったことを話した。
そしてその後交代で見張りをして朝になってフジサンを下山して、宿に泊まった。
ムシュスーはZBRを進められたが、また断った。
そして二人で教会へとたどり着いた。
「ドーモ、ムシュスー=サン、バタリングラム=サン、ゴットファーザーです。お待ちしておりました、さて例の岩の欠片を」
「ドーモ、ミルストーンです、ムシュスー=サン、草をお願いします。」二人は依頼の品をそれぞれに渡した。
さて、皆さんお疲れのようですし、ミルストーン=サンがパウンドケーキを用意したのでみんなで食べましょうね、とゴットファーザーは言った。
そのパウンドケーキはフルーツとナッツがぎっしりだった。
「丸焼きはいつもやっているから自信はあるけど、ケーキは本読みながら初めて作ったけどどうかな?」とミルストーンは尋ねたが、返事は好評で帰ってきた。
【ビザール・レプティルズ・ダイアリー】 終わり
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