我が家の鼈甲玉子は一日寝かせておくとちょうど良い感じに仕上がる。今度は３／４日で炊き立てご飯にのせるてみるそうだ。

鼈甲玉子のねっとりとした食感は、常温の辛口とあわせる。

今宵は、土佐鶴。

少しずつ箸の先に乗せて口に入れる。微かな味噌の風味と塩味が来る。そのあとのねっとりは、もはや玉子のものではない。

味噌はすごい。料理人はもっとすごい。

白身のヒラメに鼈甲玉子をちょんとのせて、刺身醤油をすこし。

なんとも。

五郎島金時は煮物にしても崩れない。三度、お代わりする。

ほうれん草が元気だったので、家人はごま和えに。

ぼくは箸休めにかみしめる。

ぼくと家人は、おいしいものを食べることを人生の大きな目的にして生きている。

ご馳走様でした。