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朋あり、そんなに遠方でもないけど、来たりて酒を酌み交わす。

月島生まれ、月島育ちのちゃきちゃきねえさんと、元体育会テニス部、現在画商の二人が、信州上田に移住して一年と二カ月。

久々に二人そろって東京へ来るというので、”楽しからずやナイト”をセッティング。

月島と佃の境にある元カラオケ屋を改装したイタリアンへ。


ほとんど手を掛けていないように見えるが、いや、かけてないな、それでもDJ用ターンテーブルが2セットあったりするなかなかの空間なのだ。

月島にあるターンテーブルで音楽を流すバーの姉妹店なのだが、ここのオーナーは仙台で四店舗だったかな、バーやバールを経営していて東京に進出してきたひと。

酔狂なぼくらは、仙台のその四店舗だったか、五店舗を飲み回るためだけにコロナ前、お気楽飲み旅を実行している。

信州組と豊洲生まれ、豊洲在のもうひとりの友だちとは、大雪の秋田、伊勢志摩、富士五湖、金沢、石垣島への旅に引っ張り出してもらった大恩ある若き友だちなのだ。
実際のところ、ぼくら二人ではそのどの地へも出かけていなかっただろう。
それにしても、「なまはげが見たい!」という豊洲在のひと言を酒の上の戯言に終わらせないのだから、彼らはえらい!畏るべしなのだ。

信州組のふたりは、野菜造りに目覚め、テニスサークルに入り、弓道で左腕をしゃぶ中のように腫らしながら、活き活きと暮らしている。

勝どきでカフェバーを経営していた彼らにとって、コロナ禍は自らの行く末を見つめ直す機会になったんだと言っていた。

河岸を変えようと、月島のターテーブルのバーへ。

次はどこに出かけるか、ぼくらの次の棲家をどこにするのか、議題はくるくる、勝手に廻っていたが、ぼくにはまったく記憶がない。

ご馳走様でした。

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