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感情の欠落

人に嫌われたくない、人に好かれたいという気持ちが渦巻くこの世界に喜怒哀楽を素直に表現できる人は素敵だ。

人と関わることでしか生きていけないこの世の中で、一瞬のひと時でも楽しく過ごしたいと思うため、私は楽しいという気持ち以外は出さないようにしている。

ただこれは、自分の中だけで良しとしている考えであって、人に言わせれば相手に対して興味がないと捉えられることもある。
この言葉を聞いて、ああそうだったのかもと思ったのは昨日のサマーウォーズを見たから。

サマーウォーズの劇中の中で重要な役割を持つ栄おばあちゃんの
「これはあんたにしかできないことなんだ」
「へこたれんじゃないよ! 意地を見せな!」
「一番いけないのは、おなかがすいていることと、1人でいることだから」
一言ひとことが楽しいことだけではダメなのかもしれないと思わせた。

時に激しく、時に厳しかったりするけれど、諦めずに前を見るという強い気持ちと温かさにあふれた、人間として真摯に向き合っているからこそ示せる
深い優しさ。私にはそこまでに相手に対する愛情がなかったのだ。

私は、人とどんなふうに向き合えるだろう。どんな形でやさしさを示せるだろうか。

「あんたならできる!」

どこかで栄おばあちゃんの声が響いたような気がした。

人のことを思う。相手を思いやる気持ちを忘れずに私は一歩進んでいく。

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