PENTAXのカメラにはHDR機能が内蔵されています。
その場で3枚露出違いで撮影し、合成して1枚の写真にする機能です。
他メーカーのカメラにも似たような機能はあるのかな？
SONYのRX100M2にはDレンジオプティマイザーというのがありますが
これは1枚の写真をソフト的に手を加えている機能ですので今回の機能とは異なります。
さて、このHDR撮影はK-30の頃から存在には気づいていたのですが
いかんせんクセが強すぎて使えないと、思っていました。
ですが、瀬尾さんの作例の中にこのHDR機能を使用した写真があり、
上手く使えば使えるのかしら？と思い使ってみました。
結果は

HDR ADVモードで銀残しをカスタム

HDR ADVモードでモノクロームをカスタム

成功…？

前まではこんなんどうやって使ったらええんや状態でしたが
少しは作品的にマシになったように思います。
方法としては

・可能であれば三脚撮影。またはカメラを置いて撮影する。
・欲しい絵に応じたHDRモードの選択
・まだ試せていませんが、EV幅はあまり広げない方がいいと思います。
　（今回は±1EVです）
・カメラ内で完結させない（後述）

です。あんまり特別なことはしていません。
カメラ内で完結させない、これがもしかしたら一番重要かもしれません。
え？元も子もない？hahaha
必要なHDRモードを選択し、それをTIFF形式で書き出す。
そしてLRやPSで調整する。
やってることはRAW現像とさほど変わりませんが、やはり独特の風合いの写真にすることができます。

被写体や光線状況にも左右される撮影方法ですがキマった時は気持ちいいって感じです。
ただHDR2と3はいくらなんでもやりすぎ感が否めないのでまだ全然使いこなせていません。

参考までに、HDR風RAW現像とHDR書き出しTIFFとの比較です。
まずはHDR風RAW現像

次にHDR書き出しTIFF

HDR書き出しTIFFの方が”不自然”を作風に落とし込めていると思います。
普段は使わない機能を使ってみると、まだこの子には引き出しがあって使いこなせていないだけ、と気づくことができます。
まだまだ使うぞK-1ちゃん。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Instagramやってます。ほぼ毎日3枚投稿しています。