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57. Azure RTOS を試す

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はじめに

小型組み込み機器を Azure IoT Hub に C 言語で接続する Embedded SDK といえば、やはり、Azure RTOS を取り上げないとね、だってさ、Azure RTOS でしょ。。。
ということで、今回は、Azure RTOS 用の Embedded SDK を試すことにします。
FreeRTOS のサンプルに比べて、手間取りましたよ…なぜだ?w

試したサンプル

今回使ったハードウェアは、ST Microelectronics の STM32 Discovery Kit IoT Node(STM32 B-L475E-IOT01A1)です。
MCU は Cortex® -M4 core-based STM32L4 のボードです。
今回は、以下の二つのサンプルを試しました。

時系列的には、二番目のサンプルをまず試してハマり、一番目のサンプルを試して同じくはまって、色々やって解決し、動かない原因の一つが同じだったので、二番目のサンプルに戻ってそちらも実行確認といった流れになりました。二番目のサンプルを最初に試してみた理由は、単に、ST Microelectronics の STM32 Cube Ide を使ってみたかった、それだけw。

STM32 Discovery Kit IoT Node は、何年か前に、日本最大の IoT デベロッパーコミュニティ ALGYAN のハンズオンセミナーで手に入れたボードを使っています。このボード、開発用 PC と USBケーブルで接続するための Type-B メスコネクタポートが二つあって、どちらに接続すればよいかわかりにくいので、図で接続するポートを示しておきます。

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