佳映

佳映(かえ)  自分の体験を綴ります。

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最近の記事

3:赤い大地の夢

どこまでも続く赤い大地。 乾いた空気。 時折風が吹き、砂埃が舞う。 崖のような高い場所で、私と友達は谷のような場所にある細い道を見張るために一緒にいた。 「私」と言っても私ではない私。 「友達」と言ってもいつもの見知った友達ではない友達。 ここは夢の中。 私の中の私がそう感じている。  夢の中の私の姿はネイティブアメリカンの少女だ。 年齢は15歳くらいだろうか。幼さが残る顔をしている。 髪の毛はおさげで、目は丸く少し吊り目気味、顔立ちやヘアスタイルは至って素朴な感じだ

    • 2:夢の入り口

      その頃、私は昇進が決まり、上司と引き継ぎの為に毎日密度の高い仕事をしていた。  これまでの仕事を評価され、上司に引き立てられて責任のある仕事を任されるのは嬉しい反面、慣れない仕事が多くストレスも凄まじい日々を過ごしていた。 当時は実家住まいだったので、帰宅後には母が用意されていたご飯を食べ、お風呂に入って寝るだけ生活が続き、遊ぶのはおろか夢を見る暇もないくらいに疲れ切っていた。 感覚的には、布団に入ってまばたきをしただけなのに、目を開けたら翌日の出勤前の時間になるといった所

      • 1:はじまり

        2007年のある日に見た奇妙な夢から始まった不思議な体験の数々。 その日から「私は頭がおかしくなったんだ」としか思えない日々を過ごしてきた。 今となれば「始まりの合図」だったのだとわかるけれど、その時は全くわからなかった。 あの日に見た夢からもう10数年が経った。 誰も信じてくれなくて良い。そもそも、信じてもらえるなんて到底思えない。 それでも、自分の為に…あとは… もしかしたらどこかで私と同じような人がいるかもしれないので、その人の為にこれまでの体験を綴ろうと思う

      3:赤い大地の夢