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一級建築士製図試験_18【課題文はヒントの塊。絶対に読み落さない課題文の作り方】

皆さんこんにちは。Kaede Architectのなかむラテです。

一級建築士の製図試験を受験する皆さん、夏休みの作図演習お疲れ様です。

2時間半で描けるようになりましたでしょうか?

間違いなく言えるのは2時間半で描けるようになったから合格出来るわけではないということです。

それでも、作図が早いとそれなりのメリットもあります。2時間半は是が非でも切れるようにしておきたいところです。

作図時間の短縮については、前回の記事をご覧頂ければ、確実に2時間半を切れるかと思いますので、是非お読み下さい。

▼【作図時間を短縮する方法】のコラム

そして、ここからは、課題文の読み取り、エスキース、そして自分のエスキースしたプランを作図すると言った本試験同様な一連の流れを意識した演習課題が始まる頃かと思います。

その中でも今回は、製図試験で特に重要な【課題文の読み取り】についてお話ししていこうと思います。

そして絶対に読み落としをしない【課題文の読み方実践編】として、私自身が実際にやっていたアンダーラインの引き方を前回の本試験の課題で実践していますので、最後までお読み頂ければ嬉しいです。

【読み落としは厳禁】

資格学校でも散々言われ、「もうわかったよ!!」と思う方もいるかもしれません。

それでも言わせて下さい。

「課題文を読み落としてるようでは合格出来ません」

これだけは間違いありません。

それを避けるために、資格学校では、「課題文は3回読め」みたいなことを言わているかもしれません。

正直、「3回読むなんて時間の無駄」、「3回読まなくたって読み落とししない」と考えている受験生の方も多いと思います。

私も実際そうでした。

そして、見事に読み落とししました!!

あれだけ気を付けていても読み落とししてしまう。

課題や模試ならまだしも、普段ちゃんと読めていたのに、試験本番で読み落とししてしまうなんてことが普通に起きます。

本番はかなりの緊張感があり、自分達と全然違う方法で取り組む受験生が隣になる場合もあります。

(私が受験した時も、いきなり文章問題を始まる方がいました)

そうなると、想像出来るかと思いますが、かなり焦ります。

普段しないミスもしてしまいガチです。

普段の課題から完璧にこなしていて、本番も余裕だったと言っていた方が、後退距離を読み落として一発アウト!なんてこともありました。

それだけ読み落としは怖いんです(o_o)

そして、「気をつける」だけでは足りないんです。

だからこそ、普段の課題から読み落としをしないように、3回読め!!と資格学校は言っているんです。

「あなたは課題文を何回読んでいましたか?」と聞かれたら、私は自信を持ってこう答えます。

「はい。私は3回読んでいました」

これが全ての課題で『ランク1』、本番の採点会で『ランク1A』の最高得点(91点)だった私が出来る、最も簡単なアドバイスです。

課題文の読み落としの怖さを語ったところで、次にどういう方法で【3回読んでいたのか】について具体的に書いてみようと思います。

これは前回書いたコラムでも触れています。これから書く内容は、そのコラムで書いたものを実践しながら、より具体的に記載していますので、気になった方は前回のコラムを先にお読み下さい。

▼【製図試験のコツ】

それでは本題に入ります。

【課題文は3回読めは当たり前】

これは前提条件です!

そしてこれを毎回実践して下さい。

3回読むことが当たり前に行えるようになれば、読み落としは絶対になくなります。

正直言うと、資格学校から「課題文は3回読め」と言われていても、実践している人はほとんどいません。

そして残念ながら、読み落としをしてしまうんです。

しかし、課題文を3回も読んで見ると、読み落としを防ぐ意外にも色々なことが見えてくるものです。

【読み落としを防ぐだけではない。課題文はヒントの塊】

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